1月下旬の週末、遅い昼食をとるべく「弘大入口」駅3番出口の近くにあるはずのスンデ店を探してさまよっていた私の目の前に、非常にファッショナブルな建物が現われました。

周囲は、人通りが多いわけでもない普通の住宅街です。ブティックでもなさそうだし・・・と思いつつ近付いてみると、パン＆ケーキ店のようです。
店名は「베지홀릭 VEGGIE HOLIC」とあるので、「ベジホリック」とかでしょうか。

迷っている最中に入り込んだ道なので、後で行こうとしたら今度はこの店が見つからない可能性を危惧し、とりあえず入ってみました。

角型の食パンが1斤4000ウォン～5500ウォン、普通サイズの菓子パンが2000～3000ウォン台と、結構高めです。
店名と雰囲気的には、ベジタリアン仕様とか、無添加系の店のようです。
でも、美味しそうなので、マフィン（2000ウォン）、クッキー（3000ウォン）と、もう一つ「薬食パン（2000ウォン）」というパンを購入。

キッチン兼レジに行くと、店員女史が「あ、少々お待ち下さいね」と言って、大型パン数個をひと口大に切り、大皿に載せて2階らしき場所に上がってゆきました。
戻ってきた彼女に「2階はカフェですか」と訊くと「ええ、忙しくてすみません」との答え。様子を窺うと、2階には複数の客がいる様子です。

店内で一言しか発していないにもかかわらず、店員女史からは「日本人ですか」との質問。じつは日本人客も多い店なのでしょうか？ちなみに、若い女性に受けそうな店ですが、売場にいた客も、2階カフェからWi-Fiのパスワードを訊きに降りてきた客も、草食系の韓国人青年くんでした。

会計を終えたところで、「あ、これもどうぞ」と小型の白あんぱん（1000ウォン相当）を袋に入れてくれました。
コスメ店などでは多い「おまけ」ですが、パン店では予想外のサービスだったので驚きつつ喜んだところ「もう１つ入れときますね」とウグイスあんぱん（同）も入れてくれました。←常時実施のサービスなのか、時おり（賞味期間の短そうなパンなので）実施なのかは、はしたないので訊いていません。

帰宅後の検索によると、やはり「卵、牛乳、動物性添加物、ショートニング等無使用」の店とのこと。
パンとマフィンはしっとりと柔らかくて味わいがあり、クッキーはあっさり・さっくりして美味でした。「薬食パン」は、味はモチ米製の「薬食」とは全く似ていないのですが、パンプキンパイなどの中身のようなシットリ系の質感で、これもおいしかったです。

近くに特に目印になる建物などはない店ですが、ホームページに住所と地図が載っていたので、弘大方面に行くときに再訪してみたいものです。