チャングムの家は冬になると家族4人みんなが揃ってマンドゥを作ります。完全にシステマチックに「母:材料準備とマンドゥの具下ごしらえ、 チャングム:マンドゥの具作り、 弟:マンドゥピ(マンドゥの皮)作り、 父:蒸して冷ます」と役割が分かれていますが、もちろん総大将はチャングムのママ!!我家の大将様です。直接手で練ったマンドゥの皮とお餅はモチモチした歯ごたえがあって食べやすく、各種野菜とお肉、豆腐などを細かく切り刻んで入れたマンドゥの中身は淡泊で美味しいです。
材料公開!!(4人分)
マンドゥピ(マンドゥの皮) – 強力粉800g、 たまご30g、 塩1/2小さじ、水440ml、食用油 40ml マンドゥの中身 – キムチ、白菜、もやし、豆腐、牛肉、豚肉、にら、玉ねぎ、ニンニク トッマンドゥグッのスープ – だし(いわし、大根、昆布、長ネギ、玉ねぎ)、肉や骨を煮込んだスープ、ヤンジ(牛肉)、汁醤油(薄口醤油) スープの具 – マンドゥ10個、ガレトッ(細長い餅)320g、長ネギ1本、おろしニンニク2小さじ、きのこ、焼きのり
ボールに材料(強力粉、たまご、塩1/2小さじ、水440ml、食用油)を入れ、よくこして練る。この時水は少しずつ入れるほうが作りやすいです。手に付かないぐらい練った後、ビニールを覆って 1時間ほど寝かせます。熟成させた生地に小麦粉をふって丸く 薄く伸ばしたら皮の完成です。チャングムは麺棒とやかんのふたを使いました!
お好みの野菜と豆腐、牛肉、豚肉、にら、玉ねぎ、ニンニクでマンドゥの中身を作ります。 キムチが入るとピリっとからくおいしくなりますが、キムチは赤い色をとるため、水で洗っておきます。もやしと白菜はお湯で茹で、すぐ冷たい水で冷やします。これ を刻んで、うすい布地で作った袋に入れ、ぎゅっと握って水気をとり除きます。 豆腐もつぶして入れ、おなじ様に水気をとり除きます。用意した豚肉、牛肉は細かく切り刻んで塩と胡椒で下味をつけましょう。生のにら、たまねぎ、ニンニクも細かく切り刻みます。ここまで紹介した材料をすべて混ぜ、もう一度塩、胡椒で味を調節すればマンドゥの中身が完成!野菜の割合はあえて書きません。肉が多ければ肉マンドゥ、キムチが多ければキムチマンドゥ!! 今日のマンドゥは野菜が多めだから野菜マンドゥかな?!
マンドゥは家族全員がいっしょに集まって作るので、一度にたくさんの量を作り、保管しておいてから必要な時取り出して食べたりします。作ったままを保管するのは大変なので、蒸し器に蒸して一度冷やした後、ビニール袋に入れて冷凍庫で凍らせて保管します。でも作りたてをすぐに蒸して食べるマンドゥが一番おいしいですね!!ついつい何個も食べてしまいます。
トッマンドゥグッは韓国で名節ごとに決まって食べられる代表料理ですが、スープが温かく淡泊な味なので、冬には普通の時でもよく食べます。スープの味も大事ですね。チャングムの家はチャングムママの特製出汁を鍋・スープ料理によく使います。この出汁の詳細レシピ は秘密ですが、いわし、 昆布、 大根、ながねぎ、玉ねぎなどをしっかり沸かして出したものです。 そこに牛の骨からとったスープと牛肉を入れてさらに沸かします。さらに汁醤油で味をつければ淡泊で深い味をつけることができます。
用意したスープに冷凍庫から出したマンドゥを先に入れて煮ます。マンドゥが浮び上がり始めると細長い餅(ガレトッ)を入れてください。 餠はすぐ柔らかくなるから順に長ねぎ、 きのこ、 そしてお好みの野菜や卵などを入れて煮てください。器にきれいに盛れば完成!
マンドゥは蒸して食べても、焼いて食べてもおいしいですが、やっぱり冬はスープに入れたマンドゥグッが一番ですね!! 家族全員が集まり、一緒に作ったからか美味しさもひとしおです。さらに「出汁」を事前に作り置きしておけば、トッマンドゥグッ以外にも手軽に暖かいスープ料理を楽しむことができます。
韓国では2月2日からお正月の連休が始まります。今年も帰省に伴う交通渋滞や寒波など、大変な「年越し」ですが、それでも家族と一緒に過ごすことができる時間は幸せです。皆さんも家族で美味しい料理を作って、一緒に食べる時間を持ってみてはどうでしょうか?
それでは皆さん、次はモォ モッコシッポ?
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