我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
足裏の痛み、足底筋膜炎はまだ治っておらず、治療・リハビリ中であるが、毎年9月に盛大に開催される「adidas miRUN Seoul」(アディダス・マイラン・ソウル)に今年も後輩たちと一緒に参加してきた。
コースは、ソウルの「
汝矣島(ヨイド)公園」から、
漢江(ハンガン)に架かる楊花大橋(ヤンファテギョ)を渡り、「
ソウルワールドカップ競技場」を経て「
平和公園」までの10kmである。
◆7:30 準備体操
朝7時に現場入りし、7時20分には預ける手荷物が締め切りとなり、公園に設置された特設ステージでは、有名人の挨拶にはじまり、マッスルな人たちによる準備体操がはじまる。毎年、記念Tシャツの色が異なるのだが今年は白。とても良い感じだ。
◆8:00 スタート
混雑を避けるため、申請タイム別のスタートとなり、一番先頭が、ARと呼ばれるAdidas Runnnig Seoulの人たち。その次が、1時間以内完走グループ、その次が1時間10分完走グループといった構成。今年は足の状態が良くないので自己記録更新は数日前から諦め、後輩たちと一緒にゆっくりジョギングがてら、のんびりといったところである。
◆漢江をわたる
約3kmを過ぎると、漢江(ハンガン)に架かる橋梁の1つ「楊花大橋(ヤンファテギョ)」をわたる。片側を全面交通規制しているので、普段は絶対に走れない車道にて、漢江を眺めながら気持ちよく走ることができる、この大会のハイライトとも言える場所だ。一緒に走っている後輩クンのカメラマンとして、ちょっと先に行っては写真や動画を撮影するのは、なかなか楽しかった。
◆合井(ハプチョン)駅・メセナポリスモール
合井駅のある交差点で左折するところが約5km。ちょうど中間地点である。ここから先は地下鉄6号線の地上区間を進む。望遠(マンウォン)駅、麻浦区庁(マポクチョン)駅へと交通規制された道路を直進。普段5kmしか走っていない後輩クンのペースが落ち始めたので、ふんばって付いて来いと奮起を促す。
◆ソウルワールドカップ競技場
ソウルワールドカップ競技場を横目に更に進む。左側の平和公園がゴール地点なのだが、ここですぐ公園を目指し左折すると10kmには満たないようなので、さらに1kmほど進んだところで折り返し地点があって、最終ゴール地点を目指す。
◆ゴール
今回は、普段よりも10分ほど遅めのタイムでゴール。完走メダルや、バナナ・ドリンクなどを受け取って、記念撮影ポイントへ移動。後輩クンと今日のレースを振り返りながら、来年も一緒に5年連続参加をしようと話をして、解散した。
参加料金は5万ウォンだが、その費用の中には、大会参加費(通常2~4万ウォン)、オリジナルTシャツ(4~6万ウォン、オリジナルトートバッグ(通常2~3万ウォン)、完走メダルなどが含まれているので、トータルで考えると激安な大会なのである。
エリート向けの大会ではないが、10km初心者にはお祭り感覚で走れる素晴らしい大会なので、ソウル在住者の方で、来年の秋、10kmにチャレンジしたいという方は、是非覚えておいていただきたい大会である。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。