我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
ソウルの行政の中心「
ソウル市庁(ソウル市役所)」。新庁舎は2012年に完成。それまで使われていた旧庁舎は「
ソウル図書館」として日中、広く市民に開放されているのだが、観光客も気軽に立ち寄れる。観光客は図書サービス利用しないって?書籍ではない楽しみ方もあるので、まだご存知でない方はご承知おきを。
◆市庁駅到着
ご存知、ソウル市庁の新庁舎
最近、色々なところに登場した世界の各都市までの距離と方角の表示案内。そのうちの一つに、東京まで1,158kmとある。
「ソウル図書館」の入口
昔ながらの重厚な雰囲気に圧倒される。
最近、設置された防弾少年団のパネル。ファンの方は記念撮影にどうぞ。
◆博物館・展示館として楽しめる
図書室がメインだが、所々が展示室になっている「ソウル図書館」。歴代市長が勤務した市長室の見学。
階段には昔の写真が飾られていて興味深い。個人的に、昔の街並みの写真を見るのが大の好みである。
地下鉄1号線を工事していた時の写真パネル。行き交うクルマやバスのデザインも趣き深い。
1988年ソウルオリンピック開催の前夜祭の時の写真パネル。今も昔も何かあればソウル市庁前である。
2002年日韓サッカーワールドカップのときの写真パネル。これは結構有名なので見覚えがある方も多いはず。ほかにも様々な写真が掲げられていたが、歴史博物館さながらのパネルの数々に思わず見とれてしまう。
◆5階にカフェ、屋上庭園あり
5階には訪問客なら誰でも利用できるカフェがある。
料金が安いのもポイント。コーヒーは2,000ウォンから4,000ウォン。ヨーグルトスムージーも3,500ウォン。
ベーグル、サンドウィッチ、ワッフルも2,000ウォンから3,500ウォンと安い。
窓側の席からは、周辺の景色が少し見える。前方に新庁舎のガラス張りばかりだが。
注文したのはヨーグルトスムージー3,500ウォンとワッフル2,000ウォン。計5,500ウォンで小休憩。安いですな。
5階の奥には工事をした際の痕跡を展示するスペースがあり、自由に見学できる。古い建築物が好きな方などにはうなるものばかり。また屋上庭園があり、冬季期間の2月までは閉まっていたが、3月からは再び開放。広場などを見下ろせるので、ソウル旅行の記念写真撮影ポイントに良かろう。
というわけで、韓国語が分からないから本なんて興味が無いし、そもそも観光客だから図書館なんて行かないわ~、というのが一般的な第一印象であろうが、「ソウル市庁歴史博物館」だと思って訪問すると、それなりに充実していて満喫できるし、カフェは静かで安いので、この一帯での休憩スポットにもちょうど良い。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。