地下鉄１号線の終点「逍遥山駅」って？

◆「自在庵」入口まで

自在庵・逍遥山への入口

チケット売り場

自在庵の一柱門

色づき始めていた参道

駅から約２kmのところに「自在庵(チャジェアム)」という、お寺があり、そこまでひたすら緩やかな坂道が続いている。ところどころ紅葉が色づいていて、10月末～11月初旬が紅葉のピークだ。登山はちょっと･･･という人でも「自在庵」まで行って往復してみるのも良いであろう。

「逍遥山」は「自在庵」を基点に一周ぐるりと回る登山コースになっている。時計回りでいくか、反時計周りを選べるのだが、事前に「山の師匠」に話を聞いておいたところ、自在庵を通って時計回りに登るコースは最初ひたすら階段を上り続けることになり、しんどくて面白くないのでオススメしない。登るなら自在庵の手前から南へ反時計まわりに「公主峰(コンジュボン)」へ進むコースがよい、とのこと。

 

◆逍遥山の山頂へ！

見晴らしの良い公主峰

一番奥に、北漢山・道峰山も見えた！

逍遥山の頂上。 一度くだってから、また登る

色づき始めた山頂付近。 逍遥山は紅葉の名所として人気

頂上・ 義湘台587m

頂上は見晴らしが良くない

「公主峰(コンジュボン)」は展望台になっていて見晴らしがとても良かった。特に南方が見渡せ、よく眺めてみると、ソウルの北漢山(プッカンサン)や道峰山(トボンサン)も見え、感慨深いものがあった。「公主峰」から一度くだり、また登ると「逍遥山」の頂上「義湘台(ウィサンデ)」がある。そこから「上白雲台(サンペグンデ)」「中白雲台(チュンペグンデ)」「下白雲台(ハペグンデ)」と稜線を進んでいくのだが、この区間は想像以上に岩場が多く進みづらかったので、底が固い登山靴で登られることをオススメする。

「下白雲台」から「自在庵」まではひたすら整備された階段を下るだけなのでラクなのだが、逆に登ってくる人たちは相当しんどそうで、下山する我輩に「この階段は一体全体どこまで続くのか！？」「頂上はどこか！？」など息を切らしながら問いただされ、軽い気持ちで登った人たちは、かなりの後悔をしていた。やはり登山ルートは反時計回りが良いだろう。こうして一周約10kmの登山コースを約２時間30分で走破して下山した。

 

◆自在庵(チャジェアム)

下山中に見えた自在庵

小さな渓谷沿いにある

本殿	自在庵だけ往復するのも良い

「自在庵」は、新羅時代の高僧・元暁(ウォニョ)によって建てられた、と伝えられるお寺で、逍遥山の麓、登山道入口に位置。地下鉄駅から片道約２kmの自然豊かな渓谷沿いにあり、紅葉も美しい。 こぢんまりとした小規模のお寺だが、マイナスイオンが感じられる静かな場所にあって居心地がよかった。

ソウル、京畿道(キョンギド)は、いよいよ美しい紅葉の季節を迎えようとしている。10月後半から11月中旬までが紅葉のピークだ。登山愛好家の多い韓国では特に山が混む。山まで行けずとも、ソウル市内にも紅葉の名所は多いので、旅行中に、モミジやイチョウの木を眺めながら、韓国の秋を満喫されたし。 

ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。