韓国旅行口コミ掲示板「コネストコミュニティ」
我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。 新年あけましておめでとう! 今年もコネストならびに掲示板や編集部日記の方も、ご愛顧の程よろしくお頼み申す。 さて、我輩と言えば年末年始など関係なく精力的に活動しているが、12月に開業したばかりの韓国高速鉄道SRTに早速、乗車してきたので、今回はその様子をお届けすることにしようではないか。ソウル市の始発駅は江南(カンナム)エリアにある水西(スソ)駅だ。
江南や蚕室(チャムシル)周辺から地方へ行く、という人には非常に便利な駅なのだが、明洞などの中心部としたエリアで活動している人たちにとって水西駅は正直遠く、遠いと感じる人たちは今までどおり、ソウル駅や龍山(ヨンサン)駅を利用されたし。地方からソウルへ戻る際に江南に立ち寄ることがあれば、乗車してみるのも良かろう。
地下鉄の水西駅(3号線・盆唐線)から高速鉄道の駅までは地下通路で連結されている。SRTの矢印・文字通りに従って進めば迷うことはないが、少し距離があり、我輩の健脚で地下鉄駅プラットホームからSRT切符売り場まで約7分。スーツケースなど大きな荷物があれば約10分はかかるであろう距離であった。
地下2階に到着して、東灘(トンタン)までの切符を買うことに。窓口と自動発券機(韓国語・英語のみ)があるのでお好きなほうを利用されると良い。が、なんと東灘駅に行くのはその時間からなんと1時間後の列車であった。東灘駅は停車する列車が少ない駅だったので、あらかじめ時刻表などをきちんと確認されたうえで行動されるのがよかろう。 仕方が無いので、周辺調査を実施することに。駅の外観。3番出口方面にタクシー乗り場・バス乗り場もある。地下1階にも窓口があるほか、ロッテリアやパン屋、食堂、コンビニなどがあるので、列車に乗り込む前に色々と準備ができる。
そんなこんなでそろそろ乗車時間になったので、再び地下2階のプラットホームへと移動。従来のKTXは地上駅なので、地下から高速鉄道に乗車するのは中々新鮮だ。車両はKTX山川と微調整したものなので、特に目新しいものはないが、何枚か撮影してきたので上の写真をご参考されたし。Wi-Fiも使える。接続すると「同意」画面が出てくるが、OKするだけで自由に使えるのでご安心いただきたし。
「ひがしなだ」と書いて、トンタン(ドンタン)と発音する「東灘」は京畿道(キョンギド)南部の新開発都市だ。位置的には水原(スウォン)よりも南に位置するのだが、水西駅からたったの14分で到着するとはさすが高速鉄道。
しかしながら、水西~東灘区間は全て地下なので、地上の様子を伺うことはできなかった。一部で「高速地下鉄」と言われているが仕方の無いところだろう。日本でも建設中のリニアモーターカーも大半が地下になるようなニュースがあるが、既に地上が開発されてしまった場所での新線、そして新高速線の宿命であろう。
東灘駅は地下6階。地上にあがるのにも一苦労で10分くらい要したであろうか。数時間ぶりに太陽の光を浴びたと思いきや、周辺には何もない。あるのはタクシー乗り場とバス停だけで、遠くに見えるマンション群がこれまた良い感じで距離感を出してくれている。東灘エリアの繁華街・中心部ともかなり離れているので、東灘に用事がある人はソウルの江南駅などから広域バスに乗車するほうが良いと思う。 ちなみに、この後我輩はどうしたか、というと、とりあえず東灘中心部のメタポリスに向かう路線バスを20分まって乗車し、メタポリスで小休憩。そこから江南駅へ向かうバスに乗車してソウルへ復帰したという半日を送ったのであった。 ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。