我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
2月も後半に差し掛かったせいか、世間は厳しい寒さもようやく収まりつつあるが、冬のレジャースポーツを楽しもう!ということで2月上旬にスキーを楽しんできた。行き先は江原道(カンウォンド)の洪川(ホンチョン)にある
ヴィバルディパーク(
地図)。スキー場あり、ゴルフ場あり、
ホテル(コンドミニアム)あり、大型プールありと、冬も夏も大人気のレジャースポットである。
無料のシャトルバスに乗車 |
ヴィバルディパークのホテル・メイン棟 |
ホテルのすぐ目の前がスキー場 |
チケット売り場でチケットを購入 |
ソウルの各地域からヴィバルディパークまでは事前予約制の無料往復シャトルバスが運行しており、我輩も同行者と一緒に東大門(トンデムン)からバスに乗車。約2時間でスキー場に到着した。リフト・レンタル券は時間ごとに種類がいくつかあるが、「午後券」が12:30から利用できるということで、スキー場とホテル棟の間を結ぶ地下街のフードコートで、空腹を満たしてからスキー場へと向かった。
ちなみに地下街にはフードコートのほかにもレストランやカフェ、ゲームセンター・スーパー、映画館まであり、なかなか凄い。
カード型のリフト券 |
用紙のチケットに名前と板・靴のサイズを記入 |
記入した用紙と身分証明書をここで提出 |
その後、受取り場で板と靴を受け取る |
再びスキー場に戻り、チケット売り場でカード型のリフト券と、レンタル用品のサイズを記載する紙を受け取った。ヴィバルディパークを初めて利用する我輩一向は事情があまり分かっておらず、とりあえず靴・板レンタル所に行ったところ、係員から「紙に名前と、靴・板のサイズを記入して、先にあちらの案内所に提出してきてください」と言われ、初心者ぶりをいかんなく発揮(ちなみにチケット売り場でもそんな説明は受けなかったし、レンタルするまでの手順もどこにも案内がなく、初心者は戸惑うこと間違いなし・・・と、いちおう自己フォローしておく)。無事に靴・板を借りた後、コインロッカーに荷物をまとめたら、いざゲレンデへと出発。
ゴンドラに乗れば一気に頂上へ! |
周りの山に雪は無いが・・・それなりに楽しむ |
入門コース、初級・中級・上級・最上級までコースは様々だが、最上級コースといっても傾斜が深いだけで「コブ」は一切ないので、中学生からスキーをやっている我輩としては、最上級という感じはしない。また、ゴンドラで頂上まで登っても、驚くほどコースが短いので、あっという間にゴールである。周囲の山々に雪はなく、人工雪なので雪質はそれほど良くなく、丸々一日がっつりやるというよりは、半日程度、軽い気分でスキーを楽しむくらいかな、と思った。それにしても、ここにも中国や東南アジアの団体客がたくさん来ており、ゲレンデ付近では初めてのスキー場にテンションがあがる外国人観光客が多数・・・という、なかなか多国籍な雰囲気を醸しだしていたのには驚いた。
オーシャンワールド入口 |
チケット売り場 |
室内料金チャージ窓口 |
室内プールの様子 |
スキーの後は、冷めた身体を温めるべく、冬は温水プールとなっている
オーシャンワールドへと移動。スキー場から徒歩で5分程度のところにある。夏は超大型ウォータースライダーが目玉のプールだが、冬は屋外施設のほとんどが閉鎖されており、室内温水プールを中心に全体の4分の1程度の空間だけが利用可能で、特に室内プールはどちらかというと乳児・園児向けなので大人が楽しめるようなものはあまりなく、冬はあまり楽しめないな、と思った。室内プールの上層階にはチムジルバンもあり、ここでのんびり過ごすのは良いだろう。
「食客」という食堂 |
韓牛(ハヌ)を頂く。 |
スキー場やオーシャンワールドにも、それぞれ食堂やカフェなどが併設されているが、ここまでスキーもプールもあまり満足せずに過ごしており、せっかっく江原道の洪川まで来たのだから、最後くらい現地の美味しいものを食べて帰ろうということで、洪川名産の韓牛(ハヌ)を食べた。豚肉は焼くのに時間がかかるが、牛はやはりあっという間に焼きあがる。しかも高級な韓牛なので、焦がさないよう丁寧に焼いて、ペロリと美味しく頂き、終わりよければ全て良しのスキー旅行となった。スキーを気軽に楽しむ程度ならヴィバルディパークでも十分だが、本格的に楽しむなら、2018年の冬季オリンピック開催が決定している平昌(ピョンチャン)のスキー場の方がオススメである。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。