我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
あけましておめでとうございます。
今年もコネストのサイト、コミュニティ、地図そして編集部日記まで、どうぞご愛顧の程よろしくお願いします。
さて、我輩はといえば、韓国南部に位置する
全羅南道(チョルラナムド)の
麗水(ヨス)まで久々に遠出をしてきたのだが、一番の目的は、新しくオープンした「
麗水海上ケーブルカー」に乗ってみることだ。「新しく」と言ってもオープンしてちょうど一年ほど経つのだが、周囲の評判はすこぶる良く、実際に乗ってみたくなったのだ。
麗水の象徴、MVLホテル。 |
その裏手の山の上にケーブルカー乗り場はある。 |
急な階段をのぼるため、 隣にはエレベーターが設置された。 |
これが山の上にある ケーブルカー乗り場 |
ケーブルカー乗り場は 展望台にもなっており、 |
梧桐島(オドンド)や、以前開催された EXPO会場跡などを見下ろせる。 |
レストランやカフェも併設されている。 |
チケット売り場の外観。 |
久々の麗水訪問だが、まず目に付いたのはエキスポ会場だ。2012年に開催されたエキスポ会場の建物は一部は撤去されていたが、メインの建物等はまだまだそのまま残っていた。もう閉幕して3年も経つというのに、建物が未だに残っているのは何とも残念だったが、敷地を有効活用した次のステージに進んでもらいたいものだ。
そんなエキスポ会場を横目に見ながら到着したのが、
麗水MVLホテル、
梧桐島(オドンド)のエリアだ。ここの山の上に新しくケーブルカー(日本語ではロープウェー)の乗り場が設置され、
突山(トルサン)公園の乗り場とを結ぶ。ケーブルカーの料金は、大人1枚往復が13,000ウォン。片道10,000ウォン。クリスタルキャビンという床がガラスで透けて見える特別なケーブルカーは往復20,000ウォンだ。クリスタルキャビンに乗ってみたかったのだが、クリスタルキャビンに限って片道の運行はないとのことで、片道で旅程を組んだ我輩は仕方なく普通のケーブルカーに乗ることにした。
いよいよ乗車。 久々に胸が高鳴る。 |
後ろを振り向いてみると 梧桐島やホテルが見える。 |
ひと山越えると見えてきたのが、 大きな斜張橋の亀甲船大橋だ。 |
ここから先が海上ケーブルカーたる所以 右も左も下も海だ。 |
左側に橋を眺めつつ・・・ |
右側は市内中心部の漁港が見える。 |
一度ぐっと下って、また上ると・・・ |
突山公園の乗り場に到着だ。 |
ケーブルカーに乗車するとまず左側は海が見えるが、正面と右側は山を見ながら登っていく。少し経って振り返ってみると梧桐島が良く見えた。この日はあいにくの曇り空で、空の色も海の色も微妙な感じだったが、晴れの日に乗ったら本当に綺麗だったろうと想像する。そして正面の山を越えると、「これぞ海上ケーブルカー」という名前を満喫できるハイライトが飛び込んできた。大橋を横目に見ながら海の上を渡るケーブルカー。これは気分爽快だ。晴れていなかったのが何とも残念だが、それでも爽快だった。一度、海面近くまでグッと下ったのち、再びのぼると突山公園の乗り場に到着だ。あっという間の約13分の乗車時間であった。
突山公園の乗り場の外観 |
突山公園展望台から突山大橋を撮影 |
今回は梧桐島⇒突山公園という片道ケーブルカーに乗車したが、その逆のルートのほうがもしかしたらもっと光景が良いかもしれない。なぜならば、乗車と同時に目の前には亀甲船大橋が見えていて、ひと山越えると、梧桐島とMVLホテル、エキスポ会場跡が見えるからだ。というわけで、ルートをオススメするならば、往復チケットを購入した上で、梧桐島乗り場から乗車し、突山公園散策、その下の亀甲船見学・刺身店街で食事。ふたたび復路のケーブルカーに乗車して梧桐島乗り場へと戻る、というコースを考えてみるのも良いであろう。ご参考いただきたし。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。