我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
韓国南部に位置する第2の都市、釜山(プサン)。
釜山の魅力はやはり食!港町の利点を活かした新鮮な刺身・貝・タコなどシーフード料理の数々、郷土料理のテジクッパやミルミョンや冷菜チョッパル、そして屋台で食べられる太いトッポッキなどなど、一度の旅行では食べきれないほど豊富なグルメな街だ。そんなグルメ天国・釜山で新たな一品が大人気で、釜山グルメ戦線に殴りこみをかけているという情報を聞きつけ、現地へと飛んで来た。
南浦洞・名物のエスカレーターを上がると |
釜山タワー前の公園に到着だ。 |
公園内には、韓国の伝統的な家屋を集めた空間が
新たにオープン。
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数年前に設置された、女優チェ・ジウのベンチは
まだまだ健在だ。
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釜山に到着したら、多くの方はまず南浦洞(ナンポドン)に向かうことであろう。繁華街・国際市場・チャガルチ市場、そして釜山タワーなど釜山を代表する観光名所が揃っているエリアだ。我輩も初心に返って久々に釜山タワーへと足を運んできた。タワーは丘の上にあるため、繁華街の一角からエスカレーターで上っていくのだが、周りの風景はどんどん変わっていく中で、エスカレーターやタワー自体は雰囲気が昔から変わらず、なんだか安心した。
富平カントン夜市場 |
市場のアーケード内は、かまぼこ店率高し |
そんな中「ポムピョオムッ」という店舗に立ち寄り |
念願の「かまぼこコロッケ」を注文! |
チーズ味。これは絶品だ!
近年まれにみる大ヒットの味!
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野菜味。
チーズほどではないがこれも美味しい!
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南浦洞の繁華街から西へ、国際市場を通り過ぎると、釜山市が新たな観光スポットとして力を入れている富平カントン夜市場がある。昔は富平市場という名前で、地元の人たちが利用する普通の在来市場という感じだったが、国際市場のすぐ隣という利点を活かして、アーケードを新設し、中華圏の夜市場文化を取り入れて、市場グルメを強化して観光客を呼び込む形になった。中でも人気なのが「かまぼこコロッケ」だ。釜山は元々かまぼこが有名な場所で、主におでんにして食べる。ただ、売っている袋の中にはかなりの量が入っており、一人で食べるには多すぎて「かまぼこは食べたい、でも買うのは敬遠」というのがジレンマだったのだが、その概念を「かまぼこコロッケ」が見事に変えてくれたような気がする。
市場内で入った店舗では、チーズ味、さつまいも味、野菜味と3種類あり、それぞれ1個1,500ウォン。注文すると、5分くらいかかるが、その場で揚げてくれてくれて、ほくほくのコロッケを用意してくれた。外見のころもの部分がかまぼこになっており、中にコロッケが入っているという感じ。チーズ味はとにかく絶品であった。店舗によっては色々な味があるので、また是非挑戦したいと思い、釜山のグルメ戦線をにぎわせている情報に間違いはなかった。釜山に行ったら、是非一度味わっていただきたい一品である。
富平市場まで行く時間がない、という方にはKTX釜山駅の2階にある「釜山サムジンオムッ」の釜山駅支店でも「かまぼこコロッケ」を食べることができるが、こちらは超有名店が釜山駅構内に出店した店舗のため、長蛇の行列は必死であるが、それでも食べる価値がある、というのは間違いない。こちらもあわせておすすめする。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。