我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
江原道(カンウォンド)の原州(ウォンジュ)の山中に「ミュージアムSAN」(地図)という美術館がある。ゴルフ場やスキー場のあるリゾートエリアにある美術館だ。以前、コネストqing記者が訪問して以来、ずっと気になっていたのだが、ついに訪問する機会が訪れたのである。
ウェルカムセンター入口 |
フラワーガーデンを抜け |
白樺の並木道を抜けると・・・ |
美術館の本館に到着。 |
クルマでソウルを出発して約2時間で原州に到着。さらに高速道路を降りて一般道を走らせること30~40分でリゾートエリアの敷地内にある美術館に到着した。
チケット売場になっているウェルカムセンターではコースにより料金がことなり、「ミュージアムだけ見ますか?」、「ジェームズ・タレルまで見ますか?」と聞かれる。著名なジェームズ・タレルの作品を見るのが目的だったので、「ジェームズ・タレルを見る」と伝えると今度はジェームズ・タレルの見学時間を設定された。ミュージアムまでは自由に見学できるが、ジェームズ・タレルは30分おきに入場が可能な時間予約制になっており、自由に見学ができないのでご注意いただきたい。
ウェルカムセンターを抜けるとフラワーガーデンが広がり(訪問時は花を整備中であった)、一気に開放的な気分になる。ソウルではなかなか見ることの出来ない白樺をひさびさに目にしながら進むと美術館の本館に到着だ。赤いオブジェはArchwayと呼ばれている。
本館廊下の窓から見える景色も素晴らしい |
本館奥にストーンガーデンという石山の庭園 |
ゴルフ場に囲まれた、のどかな山間部 |
一番奥にジェームズ・タレル特別展示 |
美術館本館は、紙に関する展示と、近代芸術作品展示の2つに分かれ、中には興味深い体験コーナーもあるので楽しめることであろう。そして、本館を抜けると慶州(キョンジュ)の古墳をモチーフにしたという石山のストーンガーデンが広がっているのだが、実際に慶州で古墳を見たことがある人には面白い空間になるだろう。さらにその奥へ進むと、そこににジェームズ・タレルの特別展示間入口がある。予約した15分前に到着してしまったところ、「定刻にならないと中に入れないので、しばらく外で待機してほしい」といわれ、ストーンガーデンで遠くゴルフ場の景色などを眺めながら時間をつぶした。
日本では金沢21世紀美術館や地中美術館などでジェームズ・タレルの作品を体験できるが、韓国ではここで初めて登場。光と空間の芸術を堪能できる場所で、我輩も初めて体験してきたが、非常に興味深いもので、未だに良い余韻が脳内に残っているあ。ウェルカムセンターに到着した時にチケット売場で「本館だけみるか」、「ジェームズ・タレルまでみるか」と聞かれたが、ジェームズ・タレルを見てこそ、ここミュージアムSANを120%満喫できると思うので、訪問された際には是非、ジェームズ・タレルの作品まで堪能していただきたいと思う。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。