韓国旅行口コミ掲示板「コネストコミュニティ」
我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。 昨年に引き続き、今年もKリーグとアジアの舞台でも快進撃を続けているFCソウルだが、今夏は最大のライバルである浦項(ポハン)スティーラーズとの5連戦があり、8月20日にACL(アジアチャンピオンズリーグ)準々決勝、9月7日にリーグ戦と短期間のうちに2度もサッカー観戦に浦項(ポハン)へ行って来た。
サッカー応援バスはソウルを出発して約2時間程度で大田(テジョン)を通り過ぎると、錦江(クムガン)サービスエリア(地図)に到着して小休憩。このサービスエリアはすぐ隣に錦江という川があり、川沿いまで降りていけるため、マイナスイオンたっぷりの避暑地としても知られている。この川で捕れるピレミ(피래미)をコチュジャンベースでピリ辛に揚げた料理がトリベンベン(도리뱅뱅)なのだが、川沿いの屋台で一皿1万ウォンで販売しており、サッパリした味がまた焼酎のつまみに絶妙である。
バスは試合開始時間よりもかなりの余裕をもって到着したため、北部海水浴場(地図)で遊んでからスタジアムへ行くことになったのだが、我輩をはじめとしたグルメ軍団は、海水浴場で遊ぶよりも現地の名物料理を食べることで意見が一致。浦項最大の水産物市場・竹島市場(地図)へとタクシーで向かった。浦項といえば、クァメギ(サンマの干物)とムルフェ(水刺身)だが、クァメギは冬の名物料理なので今回はパスし、ムルフェを食べに食堂に入った。
ムルフェ(물회)とはムル(水)+フェ(刺身)をあわせた言葉だが、キュウリの千切り、ねぎなどの野菜、コチュジャンの上に刺身が乗っかった器が運ばれてくる。この器に水を注ぎながらかき混ぜると水と刺身が合わさったムルフェが完成するというわけだ。コチュジャンによって味が変わってくるが、ここはややピリ辛で、サッパリとした味わいで、この器に白いご飯を投入して、ご飯までかき混ぜて食べるのが韓国式である。竹島市場のほとんどの食堂でムルフェを食べることができるので、訪問の際は是非、ムルフェを食べてみてはどうだろうか?
グルメ軍団だけムルフェを堪能しては、海水浴場組みに申し訳ないということで、ムルフェを持ち帰り用に注文してスタジアム(地図)でもムルフェを食べた後、しっかりとサッカー観戦。8/20は引き分け、9/7はアウェーで見事に勝利と、接戦をものにした。夏場は夜7時にキックオフのため、試合が終わってバスが出発するのが夜9時30分。ソウルには深夜の2時に到着するという日程で、監督・選手はアウェーの試合の度に移動するのは、本当に大変だなと改めて実感したのであった。
ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。