韓国旅行口コミ掲示板「コネストコミュニティ」
我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。 夏、真っ盛りのこの季節。涼を求め、ソウルからクルマで約3時間と意外と近く、山間部に川が流れる風光明媚な都市、丹陽(タニャン)へ行ってきた。丹陽といえば、まず思い浮かぶのが丹陽八景(地図)と呼ばれる、景色が美しい8箇所の名所だろうか。特産品には丹陽ニンニクが特に有名で、ニンニクをたくさん使った料理を味わえるほか、メウンタンを中心とした川魚料理も楽しんでもらいたい。
交通手段といえば、鉄道の丹陽駅(地図)は中心部から離れている場所にあるため不便だが、中心部に位置するバスターミナル(地図)がお勧めだ。ターミナルのすぐ南には丹陽九景市場という在来市場があり、市場の内外に飲食店があり、食事処には困らない。観光名所はそれぞれ中心部から離れた所にあるので、タクシーまたは田舎の路線バスのどちらかになってしまうのが不便だが、風光明媚な名所が揃っている。
食事処としてお勧めしたいのは2箇所。バスターミナル周辺の川沿いでは、ソガリ(コウライケツギョ)・メウンタンの名店が軒を連ねている。メギ(ナマズ)のメウンタンは、やや臭みがあり苦手な人も多いと聞くが、ソガリは独特な臭みがほとんど感じられず、さっぱりとした味わいだ。淡水魚の中でもかなり高級な魚という位置づけなので、通常のメウンタンよりも値段は張るが(この時は2人で8万ウォンの鍋を注文)、是非一度食してもらいたい。 もう一箇所は、古藪洞窟入口周辺に集まる飲食店街で、ここでは丹陽名物のニンニクをふんだんに使った料理が味わえる。たくさん運ばれてきたおかずの数々に、メインはトッカルビの中にもニンニクがたくさん入った、マヌルトッカルビや、ニンニクで味付けされたトドックイ(=ツルニンジンの焼き物)と、お腹をたくさん膨らませて店舗を後にした。景色良し、観光名所良し、食事良しと3拍子揃った丹陽に、まだ行ったことがないという方、いつか機会があれば是非訪れて、丹陽の魅力を感じてきてほしい。 ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。