我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。
つい先日、2013年が始まったのに、気がつけばあっという間に12月・・・2013年も、もう残りあとわずかとなったな。我輩はといえば2013年最初の編集部日記で宣言したとおり、今年も全国各地を精力的に回ってきたが、皆の衆は2013年どのように過ごされたであろうか?我輩が全国各地を巡りながら楽しみにしているのが韓国スターバックスコーヒーのご当地タンブラー集めである。そこで今回は、昨年書いた「全国津々浦々ピョルタバン紀行」の2013年バージョンとしてお届けするとしよう。
大田(テジョン)タンブラー |
超有名パン屋「聖心堂(ソンシムダン)」の前で一枚 |
「大田タンブラー」はエキスポ科学公園のハンピッ塔とエキスポ橋を中心に、大清(テチョン)湖・気球・衛星などが描かれていた爽やかな仕上がり。ソウルからKTXでわずか1時間。市内中心部に点在するカルグッスの老舗店巡りや、聖心堂のパンを食べたり、疲れた身体を癒しに儒城(ユソン)温泉に浸かってみる旅はどうであろうか?
大邱(テグ)タンブラー |
名山・八公山(パルコンサン)をバックに一枚 |
産地のリンゴをメインに、大邱タワーやマンション群が立ち並んだデザインの「大邱タンブラー」。リンゴを「これでもか!」というほど全面的に押し出して来た。大邱といえば我輩の場合、1にマッチャン、2にマッチャン。3・4がなくて5にマッチャンである。大邱で比較的安くたくさん食べられる・・・あのコリコリしたマッチャンを食べに、また行きたいものである。
蔚山(ウルサン)タンブラー |
長生浦(チャンセンポ)で鯨肉を食べながら一枚 |
「蔚山タンブラー」は、現代重工業・現代自動車など現代(ヒュンダイ)グループのお膝元らしく工場地帯の煙突群と、名物の鯨。それからロッテ百貨店の観覧車や、日の出の名所らしく朝日が鮮やかに描かれている。長生浦では鯨肉は主に接待向きの価格で出している店舗がほとんどだが、鯨肉は部位ごとに食感が異なるが、脂がよくのっており、酒の肴にはなかなかの一品であるぞ。(鯨の絵を見ながら、鯨肉を食すとは・・・我輩も某反捕鯨団体を敵に回してしまったようだ!)
光州(クァンジュ)タンブラー |
現在、工事中の旧・道庁前にて一枚 |
「光州タンブラー」は他の都市とはイメージが全く異なる。無等山(ムドゥンサン)やスイカ、かつて朝鮮時代に瀟洒園(ソセウォン)で行われた歌辞文学に関連したイメージで、パンソリや南道民謡が感じられる趣きのある一品だ。光州をイメージしつつ、かつ、朝鮮時代の韓国らしさまでもイメージした、なかなか秀逸の一品ではないだろうか。個人的にこの都市シリーズの中で最も好んで使っている。
慶州(キョンジュ)タンブラーは昼・夜の2種類 |
描かれている瞻星台(チョムソンデ)の前で一枚 |
ここまでは広域市のタンブラーであったが、国内随一の観光都市・慶州にもタンブラーが登場した。国内最初のドライブスルー型のスターバックスが慶州にオープンしたのを記念にして作られたもので、瞻星台の他にも普門(ポムン)の桜、雁鴨池(アナッチ)や仏国寺(プルグッサ)など、昼・夜どちらも新羅(シルラ)千年の都を感じられる、慶州らしさ満点のタンブラーである。
大韓民国・仮面踊りバージョン |
うむ・・・そろそろ置き場に困ってきたな |
最後に都市タンブラーではないが、個人的にお気に入りのタンブラーがあるので紹介しておこう。それは大韓民国・仮面踊りタンブラーで、韓国の文化、韓国の色使いを120%再現した、かなりパーフェクトなタンブラーだ。これは韓国全国の店舗で購入できるので興味があれば購入されたし。ちなみに、各都市タンブラーはその都市まで行かずとも空港のスターバックス店舗でも全国バージョンが購入できる(売り切れ御免)。我輩は空港では決して買わない現場主義だが、時間のない方は空港で購入してみるのも良かろう。
来年2014年はどんなバージョンが出るか今から楽しみであるが(個人的には明洞バージョン、仁寺洞バージョンなどミクロなタンブラーに期待)、ちなみに、2012年に購入した5つのタンブラーに、今年購入した7つを合わせるとこんな感じになった。そろそろ収納スペースにも困り始め、どうしたら良いものかのう。
というわけで、それでは最後に年末の挨拶をして、2013年の「コネスト特別捜査官Yoメンが行く!」をまとめるとしよう。メリークリスマス&今年も感謝感謝である。来年もひとつよろしく頼むぞ。ありとあらゆる地方都市を訪問しながら、現地の観光名所・名物料理を紹介する特別任務。韓国の地方各地の情報が日本で広まるその日まで、Yoメンが休むことはない。