韓国旅行口コミ掲示板「コネストコミュニティ」
我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。 さぁ9月も後半に突入し、2012年もあと3ヶ月ちょっとか・・・という衝撃の事実にふと気付きながら、我輩は相変わらず極秘の特命任務に励んでおるぞ。さて、日々新しいショッピングスポットがオープンするソウル。昨年はD-CUBE CITYとロッテモール金浦空港の2つの巨大モールがオープンし、話題を呼んだものだが、今年も2つのショッピングモールがオープンした。1つは汝矣島(ヨイド)のIFC MALL(もう店舗が登録され、クチコミが入っているとは、あっぱれなコネストユーザーだ)。もう1つは合井(ハプチョン)のMECENATPOLIS(メセナポリス)だ。 今回、我輩は出来立てホヤホヤの2つの新ショッピングスポットの内部に決死の潜入を敢行。今回も現場では非常に厳しい戦いだったが、ギリギリのところで何とか無事に生還。数々の試練を経てレベルがあがった今だからこそ生還できたが、以前の我輩だったら危なかったぞ。そして任務報告を仕上げたので、今回はその報告書の中身を諸君らにも特別に披露するとしよう!・・・というわけで、まずは敵(!?)の位置を把握してこそ、こちらも正確な動きをとれるというもの。下の地図を見ていただきたい。
ソウル西部のショッピングモールといえば、前述のD-CUBE CITYや、2009年にオープンしたTIMES SQUAREが有名だったが、そのすぐ近くの汝矣島にIFC MALLはオープンした(9月14日ナウソウル参考)。これらのショッピングモールは、明洞(ミョンドン)のように遠くからでもショッピングや食事をしに行く場所・・・というよりも、周辺住民・周辺企業を強く意識した構造なので、このような近距離に3つもドカーンと立ってしまうと、お互いに客の奪い合い、共倒れになってしまわないか?という危惧も無きにしも非ずだ。この3つのモールの距離感が、今後お互いにプラスに働くのかマイナスに働くのか、はたまた勝ち組になるモールが出てくるか・・・など状況を見守ってみたいところである。 MECENATPOLSは漢江の北、弘大(ホンデ)の隣り合井エリアにあり、前述の3つとはやや離れているが、ソウル市内全体の地図を見てみればで、ソウルの西部に位置するショッピングモールとして、セットで考えても良いだろう。空港からリムジンバスで合井駅を経由する際、リムジンバスの窓越しに「この巨大なビルは何だ?」と気になっていた人も諸君の中にはいただろうが、それがMECENATPOLISである。 ~汝矣島IFC MALL~
それではまず、汝矣島にあるIFC MALLから見るとしよう。IFC MALLは国際金融センターの地下にあり、地下鉄駅からも地下通路で繋がっているので雨の日も安心の巨大ショッピングモールと言えるだろう。地下1階から地下3階までざっと一回りしてみての感想は「ファッション強し!」である。人気SPAブランドは基本的に全て入っており、スポーツやカジュアル、セミフォーマル系の服はすべて揃っていた。特にユニクロや8IHGT SECONDSなどの人気SPAは店内に階段があって2フロアに分かれており品数も非常に豊富である。人気のBANANA REPUBLICやスワロフスキーも入店、韓国初上陸のHOLLISTERまであるのがこれまたポイント高し。「とにかく服を買いたい派」にはとても良いぞ。 その他、ファーストフード店、有名カフェチェーン店、レストラン、フードコート、CJ系列のスーパーなどが入店しているので、グルリと1周・2周しながら疲れた足を休めながら一息つくのもよかろう。また、大型書店チェーンの永豊文庫(ヨンプンムンゴ)も入っており、ここの書店の広場面積はかなり広くて充実しておるぞ。TONY MOLYなど韓国コスメの各ブランド店は地下鉄駅との地下通路あたりに集まっているので参考にしていただきたい。 それから、地下3階にある映画館のCGV汝矣島が面白い。よくあるただのシネコンではなく、まずロンドンのレンガの街を歩くかのような館内。劇場内はまだ入ったことがないのだが、SOUND DXというハイグレードな音響施設が導入されており、他の映画館よりも臨場感溢れる映画を楽しめると好評を博している。イチ映画ファンとしては、ここで大迫力のアクション映画や3D映画をはやく観てみたいものだ。つい先日、イ・ビョンホン、ハン・ヒョジュ主演の最新作、映画「光海(クァンヘ)」のプレミアム試写会が開かれたのも、ここCGV汝矣島だ。ファンの諸君はその映像や写真をもう見たことであろう。 アクセスはといえば、地下鉄も5号線・9号線の2路線があって便利だ。また、路線バスを乗りこなせる方はショッピングモール1階の北出口目の前にあるバス停「汝矣島乗換センター」を利用すれば、乗換なしで、希望の目的地まで行く事ができるかもしれないぞ。今後はホテルのオープンも控えているとのことで、ますます目が離せないスポットだ。まこと敵(!?)ながらアッパレである。 ~合井 MECENATPOLIS~
さぁ、続いてMECENATPOILISを紹介するとしよう。MECENATPOLISは合井洞にある複合施設で、全540世帯が入る3棟の39階立て超高級マンションを中心に、マンションの地下から2階までの部分がショップやカフェ・レストラン、映画館が入るショッピングセンターとなっている。 地下鉄2・6号線合井駅の9番・10番出口の間から、ショッピングセンターの地下1階へとつながっていてアクセスが良い。現在、入居・入店をはじめたばかりで、9月中旬の段階では、まだ全てのテナントが埋まっておらず、ところどころ入店準備の工事が行われている。現在入店が確認できているのはスターバックス、パスクチ、アティジェ、エンジェリナスコーヒー、CoCo壱番屋、カンブチキンなどで、10月初旬にもなればユニクロ、無印良品、TOP10、8IGHT SECONDSなどの各種SPAブランドをはじめ、多くの店舗が営業を開始する事が予想されている。 ここの場合、近くにライバルとなるショッピングモールこそ無いものの、すぐ隣に若者の街・弘大があるので、弘大をライバルとしては身も蓋も無い。そのため用意されたキラー店舗が人気大型マート・ホームプラスの入店であった。MECENATPOLISに入店するホームプラス合井店の営業開始日は去る9月2日とされていたのだが、ホームプラス入店反対運動を続ける地元在来市場との折り合いがつかず、オープンは延期され、現在も具体的なオープン日程は未定のままだ(3月13日ナウソウル参考)。 在来市場側としては直線距離にして約2.5kmの間に、ホームプラス2つ(ワールドカップ店・合井店)、ホームプラススーパー1つ(望遠店)と・・・ホームプラス(しかもホームプラスはイギリス資本)が3つもあってはたまらないとして、現在もショッピングセンター前でテントを構えて、入店反対運動を続けている。活動も実に半年を越えたのだが、この問題が果たしてどのように決着するのか、これもまた状況を見守っていきたいところである(念のため、これは当人同士が解決する問題であり、我輩が仲裁に入る問題ではない事を、付け足しておこう)。 2つのショッピングモールの規模を比べてみると、汝矣島のIFC MALLの方が圧倒的に大きく、我輩にとっては手強い存在であった。汝矣島と言えば63ビルや国会、ホテルに放送局・ビジネス街といったイメージが強くて、グルメやショッピングスポットとしては微妙な立ち位置であったように思えるが、IFC MALLは今後、汝矣島の中心スポットとして汝矣島観光の拠点となることは間違いなさそうだ。汝矣島だけでなく、麻浦(マポ)・孔徳(コンドッ)からも地下鉄や路線バスですぐなので、近くのホテルに宿泊する諸君には強く推させていただこう!MECENATPOLISはまだオープンしていない店舗が多いのと、今後ホームプラスがどうなるのか?を見てから判断をしなければならなそうだ。現段階では評価を保留させて頂きたい。 昨年、ロッテモール金浦空港がオープンした時は「これは手強い!」と驚愕し、今年またIFC MALLに潜入して「これは手強い!!」と同じく驚愕(コメント力に成長が見られぬな?)。来年も同じく「これは手強い!!!」と思えるショッピングモールがオープンしたら、その時は再び命を懸けて潜入捜査を敢行するとしよう。事件が絶えないソウル。Yoメンが休むことはない。