秋夕連休の過ごし方３か条

我輩はコネスト特別捜査官Yoメン。
普段はブラインド越しにソウルの街を観察しているが、ひとたび事件が起きたり、気になることがあれば、どんな難題だろうが即座に現場に赴いて解決する。そんな我輩のことを人々はYoメンと呼ぶ。

さて諸君。いよいよ秋夕（チュソク）だ。今年は21（火）～23日（木）までの３日間が秋夕連休になり、多くの人が家族・親戚と一緒に過ごすべく帰省する。そのため鉄道や高速道路は帰省客で混みあい、ソウル市内の各店舗も連休中は休業するというわけだ。日本もちょうど敬老の日や秋分の日があったりと連休にしやすいので、このタイミングで韓国旅行を決めた人も多い事だろう。そうなると旅行に来る諸君の大半が心配するのは「秋夕連休中に韓国に来たらどうすれば良いのか？」という事ではないだろうか。

というわけで今回は、Yoメンが秋夕連休中に韓国旅行をする諸君に、「秋夕連休の過ごし方３か条」を伝授する事にしよう！

◆その１◆
やるべからず・・・地方への移動はNG！

冒頭でも話した通り、この３日間は鉄道も高速道路も帰省＆上京ラッシュだ。だから地方都市への移動は絶対にダメだ。ソウルならソウル、釜山（プサン）なら釜山で・・・という具合にその都市内で旅行を満喫してほしい。またソウル駅や高速バスターミナル等は非常に混み合うので、近くに行く場合は混雑を覚悟しなければならない。また韓国人の中には、秋夕連休を利用して海外旅行に出かける家族も多いが、ソウル～仁川（インチョン）空港間の高速道路が渋滞するという話は特に聞いた事がないので、空港往復に使うリムジンバスの渋滞については特に心配する必要はなかろう。

＞参考記事　：　秋夕（チュソク）

◆その２◆
不安になられぬな・・・明洞でのショッピング・グルメはOK！

連休中は閑散とするソウル市内だが、明洞（ミョンドン）は基本的に多くのお店が営業をしていると思ってよい。特に免税店やコスメショップは秋夕連休中も全力で営業中だ。なお明洞のロッテ免税店に行く場合、22日・23日はロッテ百貨店が休業で閉まっているのだが、ロッテホテル横の免税店専用エレベーターを利用すれば免税店フロアへ入る事ができるので覚えておこう。明洞の飲食店も基本的にOKだ。中には急に休業する飲食店もあるが、そんな時は隣で営業している店にでも入ってみて、当たりなら当たり、外れなら外れと、感想を後日「みんなのお店」に登録してみてはどうだろうか？そして、秋夕連休中に是非食べてもらいたいのが松餅（ソンピョン）だ。どこの家庭でも秋夕に必ず食べる名物料理の１つなので、もし街中で見かけたらぜひ食べてみてはどうだろうか（１パック1,000ウォン程度）。

＞参考記事　：　秋夕（チュソク）OKのお店・ツアー情報2010

◆その３◆
名節を体験せよ・・・古宮や韓屋村へGO！

秋夕期間に市内でよく見かける光景といえば、子どもたちの韓服（ハンボッ）姿だ。子どもたちは家族と一緒に景福宮（キョンボックン）をはじめとした古宮や韓屋村（ハノンマウル）に行って、秋夕の伝統遊びを楽しむのだ。そんな光景を見られるのはまさにこの秋夕と旧正月（ソルラル）の年に２回だけなので、まさに韓国の名節遊びを体験できる絶好のチャンス！数あるスポットの中でYoメンが特にオススメするスポットは、明洞から地下鉄で１駅の場所にある「南山コル韓屋マウル」だ。明洞でのショッピングの合間に往復１時間割けば充分に楽しめる。そこでは韓服を着た子どもたちが様々な道具で遊んでいるので、そんな姿を見ながら韓国の秋夕を十二分に感じとってみてはどうだろうか。

＞参考記事　：　秋夕（チュソク）イベント情報2010

いかがだろうか。韓国初心者君も常連君も、こういった名節時の旅行はなかなか経験が少ないであろう。綿密に立てた計画を100％実行できる旅行というものはなかなか無い。イレギュラーが発生した時にどれだけ柔軟に対応できるか？も海外旅行の醍醐味の１つだ。そんなイレギュラーが発生しやすい秋夕連休時に、韓国に来る諸君らに少しでも助けになればと思いつつ、諸君らの旅の無事を祈る。そして22日の秋夕当日、天気がよければ中秋の名月を韓国で楽しんでもらいたい。

最後に１つ。最近、若者を中心に「Merry！秋夕（チュソク）」というオリジナル挨拶が流行っている。秋夕の旅行中に一度、ホテルや飲食店の韓国人相手に使ってみるのも面白いだろう。名節時も事件が絶えないソウル。Yoメンは秋夕連休中も休むことなく出動だ。それでは諸君、Merry！秋夕。