「天高く、俺肥ゆる秋-。」
などと、チムジルバンの体重計を見つめて独りごちながらも、私は特にうろたえなかった。
ここ最近になって増えた体重の数kgは、秋の旬の味をあれこれと楽しんだが故についた脂肪ではなく、
むしろ過去3ヶ月に渡って続けてきた月5回の部活のたまもの、筋肉分の増量であるという確信があったからだ。
はじまりは、突然だった。
酒席での戯れの一言、「コネストの男で、サッカー部作ろうや」。
冗談交じりに語られようと、飲みの席での約束は守るのがコネスト流。
それから数日と経たぬうちに、サッカー部は結成された。
メンバーはコネスト男性スタッフのサッカー経験者から初心者まで、14人。
なんともありがたいことに女性スタッフがマネージャーを引き受けてくれることにもなった。
それからは毎週1回(月末は2回)真夏の夜、2時間の練習が始まった。
最初はボールに慣れるために基礎練習から…などというまどろっこしい話は最初から出るわけがなく、
毎回の練習は「練習」であるはずなのに、ルールも良くわかっていない状況で、「ただただ実戦あるのみ」と、
14人をチームに分けてのミニゲームに終始した。
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練習(という名の実戦の様子) |
そんなこんなで「練習」という名の「試合」を続け、荒削りながらもそれなりにボールに慣れてき始めたFCコネスト、
先日ついに初めての練習試合に臨んだ。
対戦相手はB証券。
「泥臭いサッカーしろよな」
そんなマネージャーからのアドバイスを受けて臨んだ練習試合の結果は、これまでの実戦の成果あってか
4-1の快勝。すっかり自信をつけた(調子に乗った?)FCコネストイレブンは、次なる対戦相手を求めて今週も
コートに出るのであった。
社内の女性率が高い上、日頃各自の業務にてんてこまいが故に、これまでに一堂に会してじっくり腰を据えて
会話をすることがあまりできなかったコネスト(中年)男子たちであったが、大量の汗を流しながら1つのボールを追って
ともにコートを駆け回る爽快感は皆が感じているようである。
そして、そんな「遅れてきた青春」を楽しんでいる中年男子たちの部活ノリは、下の写真の笑顔を見ていただければ
おわかり頂けるのではないかと思う。
編集部:tjbang