皆さんコンニャンハセヨ〜!山から降りてきたばかりでまだソウルの文明社会に馴染めないtjbangです。どこの山かというとですね、雪岳山(ソラクサン)という山に2日ばかり籠っていたんです。
雪岳山一日登山体験の記事と、2008年11月25日付のコッコによる編集部日記、「コネスト克己訓練in雪岳山(ソラクサン)!」でお伝えいたしましたが、この度もコネストスタッフ皆で、己に克つために再び登山に行って参りました。
一日登山体験のページに少しだけ書かれていますが、実は一度目の克己訓練の際、雪にみまわれたコネストスタッフ一同は、本来行くはずだったコースから少し楽なコースに予定を変更していたのです。
当時は「ラッキー!」なんて喜んでいたものですが、この時に楽なコースになってしまったことが今回の再挑戦への始まりになるとは誰も予想していなかったはず。
話は数週間前にさかのぼります。会議室にスタッフを集めたコネストボス、突然「山行くから」の一言。
「え?病は気から?」と聞き違えたふりをしてももちろんボスの決定は変わるわけも無く、あれよあれよという間に時間は過ぎ、6月7日の朝5時、二度目の雪岳山登はんがスタートしたのです。
前回と今回のコースの大きな違いは、コチラに書かれている、難コースの「恐竜稜線(コンニョンヌンソン)」を通るという点。
恐竜の背中のようにギザギザっとした岩山を、登ったり降りたりしながらの約5時間。行く前に体験者から聞いていた話から、相当こりゃあシンドイんだろうなあとドキドキしていました。しかし実際に登ってみると、コネストスタッフ言うところの「ファイト一発系」のワイヤーロープに捕まって崖を降りていくような局面がいくつもあり、逆にそれが単調な歩き中心の山道よりも刺激的で、楽しくて仕方ありませんでした。
…とこの恐竜稜線での感想が象徴しているようですが、今回の登山、個人的にtjbangは本当に楽しかったです。13.5km、11時間の行程は確かに運動不足の体にはだいぶ応えましたが、足元に目をやればソウルでは見られないデカイ蟻や、可愛らしいリス。遠くに目をやれば剥きだしの岩と緑、それから下界を全て飲み込んでしまったかと思わせるような圧倒的な雲。遠近両用(?)の美景は、高地に上がっていけば行くほどその圧倒感が増して行って、景色を通して感じる高揚感はグングン上昇して行きました。
そして1日目、日没ギリギリにコネストスタッフは山小屋へ全員到着。
2日目早朝に1708mの大青峰(デチョンボン)で日出を見たあと、山小屋を出発。11.6kmの距離を下って見事に参加者全員が、今回の克己訓練をクリアしたのでした。
さすがに帰りのバスでは「ネギキムチになった」(韓国語で『クタクタになった』をこう言います)tjbangでしたが、普段ゆっくりと話す機会のない部署の違うスタッフたちと話しながら、励ましながら登って下りた2日間は、本当に幸せな時間でした。「もう一度行く」と言われたら、手放しで喜びはしませんが。
…とここまで書いてる最中に妙な噂を耳にしました。「これから毎年、病は気から」とボスが呟いていたとのこと。ウーン…どういう意味なのかよくわからないことにしておきましょう。
編集部:tjbang