皆さんコンニャンハセヨ〜。暖かくなったとはいえ日が沈んでから外に出ると体が冷え込んでくる季節だったのも今や少し前のこと。
5月に入ってソウルも夜の外出時には、半袖でいても歩いていると少し汗ばむほどの季節になりました!そんな新緑の季節にtjbangが一昨年から毎年楽しみにしているイベントがあります。それがタイトルに書いた、ワールドDJフェスティバルです。
ソウルの生活の源である漢江(ハンガン)を目の前にした会場で、DJの流すダンスミュージックに合わせ、パーティーピーポー(Party People)が一晩中踊り明かすという、全く生産性の無いイベント。
でもそこにはおいしいお酒と音楽を愛する人々の笑顔があるのです。
「ワールド」という名前を冠しているだけあり、世界中から有名DJが集まるというのもこのイベントの醍醐味。
昨年は日本のミュージシャンの中でも海外に名の知れた、コーネリアスというミュージシャンがライブをし、今年はDJとしてテイ・トウワ、DAISHIDANCEというビッグネームがプレイをしました。
しかし何よりも、このフェスティバルの一番良いところはそのシチュエーションです。漢江のほとり、対岸の江南側で明滅するビル群、川辺から吹いてくる涼しい風、野外で飲むビールと大きなスピーカーから流れる低音…。
これぞ野外ならでは、そしてソウルならではのどこにもないフェスティバルの風景です。
まだ3回目ということで、夥しい量のゴミ問題、年々の観客増加に会場の規模や施設の充実度が追いついていないという減点要素も大いにありますが、日本に比べて野外フェスのまだまだ少ないソウルでは、暖かくなってすぐのこのイベントが音楽好きの間では本当の春が来たことを告げるまさに祝祭なのだなあと、メインブースの音楽に合わせて思い思いの踊りを踊る人々を眺めながら今回しみじみ実感したのでした。
そんなわけでひとまず春のお祭りも終わり、今度は梅雨が明ける7月末、韓国最大のロックフェスティバルである、仁川ペンターポートロックフェスティバルが控えています!
少しジメジメした季節、野外の開放感を味わいながら浴びる音楽とビールの味を想像しながら今からすでにソワソワし始めているtjbangなのでした。
編集部:tjbang