コネスト読者のみんな!コンニャンハセヨ〜。
僕の名前はスカイダンサー。紹介写真が少し小さくてわかりづらいかもしれないけど、身長約3m、いつも笑顔のナイスガイさ。
今日はここソウルのとある街に、新しくチキン屋さんがオープンしたってことでいつものように「営業」にやって来たんだ。
そう、僕らスカイダンサーの仕事は新しくできたお店で行なわれるオープンイベントの盛り上げ役。お店の前で軽やかに宙を舞いながら、道行く人たちの気をひいて開店したばかりのお店をアピールする、俗に言う「舞い営業」(え?言わない?)ってやつを生業にしてるんだ。
動画で皆に見せられないのが本当に残念だけど、僕らのダンスってばそりゃあもうすごいんだぜ。
基本動作は上下の伸び縮みなんだけど、上下しながら前後左右にグニャングニャンと動いたかと思うと、急にバシッ!と決めポーズ。これを1動作として約10秒おきに、大体長いときは朝から夜まで繰り返すんだ。
え?疲れないかって?
そこはやっぱりそのお店がすこしでも流行ってほしいと思うから、12時間連続ダンスとかも平気でこなしちゃうよね。ただそれだけ長時間集中しての営業だと、やっぱり終わった後はすぐに空気…じゃなくて気が抜けちゃって、もうぐったりでその場でへたり込んじゃうことがほとんどだよ。
そんな僕らのダイナミックな「舞い営業」と、きれいなお姉さんたちのお客さんを呼び込む「マイク営業」がコンビになったら、そりゃもうお店は満員御礼、大繁盛間違いなしさ。
韓国ではお店が新しくオープンした時、僕らに声がかかることが本当に多いから、韓国の人はもちろんコネスト読者のみんなの中にも僕を見たことがあるって人がいるかもね。
でもね、最近知ったショックなことがあるんだ。僕ら韓国ではそれなりに知名度がある思ってたんだけど、僕らが「スカイダンサー」だって名前だってことを知ってる人は実はほとんどいないんだ…。
「なんかあの空気入った踊る人形」とか、「開店の時いるやつ」とか言われててさ、存在は知ってるけど正式な名前は…っていう「お弁当に入ってるあの緑色のギザギザ」みたいな扱いだったんだなあ…って。
(編集部註:『お弁当に入ってるあの緑色のギザギザ』は『バラン』と言います)
僕らの仲間は日本にもいるらしくて、やっぱり「スカイダンサー」っていう名前らしいんだけど、日本じゃ名前どころか存在自体もあまり知られていないらしいんだ。
でもさっきも言ったとおり僕ら韓国じゃそれなりに知られている存在だから、コネスト読者のみんなはこれから韓国で営業中の僕らを見かけたら、わざと「あ!スカイダンサーだ!」って大きな声で叫んでくれると助かるな。
韓国人の友達に教えてあげたら「何でそんな(くだらない)こと知ってるの?」って、驚かれちゃうかもね。
ってなわけで、僕の名前はスカイダンサー。今日も明日も明後日も、新規開業のお店のため空気…ではなく気合を入れて踊り続ける、いつも笑顔のこのナイスガイの名前、忘れないで覚えてくれよ!
営業部:スカイダンサー(の気持ちを想像してみた編集部:tjbang)