皆さんコンニャンハセヨ〜。
最近は天気も少しだけ秋めいてきて、時折吹く風がようやく涼しく感じられてきたソウルですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
前々回の編集部日記でお伝えしたとおり、韓国も今年は相当な猛暑だったわけですが、渓谷への避暑とは別に、一時的な暑気払いとしてtjbangがこの夏よく摂取していたアイテムがあります。
それが写真の「テジバー」というアイス。
「テジ」は韓国語で「豚」、バーは英語の「棒」、日本語にすれば「豚棒」。
見た通り日本にもあるバニラアイスにチョコクランチをまぶした何の変哲も無いアイスなのですが、アイスの中にイチゴジャムが入っているところがテジバーのオリジナルな点で、高級アイスが隆盛を誇る最近の氷菓市場にあって、チョコの甘さと、イチゴシロップの酸っぱさが、700ウォンという低価格相応のチープな味をさせているところがおいしくて素晴らしい庶民派な一品なのでございます。
1983年に発売されて以来25年目を迎えた今年、突然キウイジャム味が発売されましたが入荷数がイチゴジャム味より圧倒的に少ないためなかなか手に入らず、一部の愛好家(というかtjbangとその周り)が、近所のスーパーやコンビニに殺到、キウイ味を買い占めるという「テジバーキウイショック」も起こったりしました。
こんなに皆(?)に愛されているテジバー、当然誰もが一度は思うことですが、一体なぜ名前が「テジバー(豚棒)」なのでしょうか?
さっそくテジバーの公式ホームページで調べてみたところ、簡単に答えがみつかってしまいました。
「当時の社長が、『今年は豚年(註:日本の猪年)だし、豚には豊穣と福を招くと言うイメージがあるからテジバーでいこう』と言ったから」
え?!それだけ?…なんだか納得がいきませんが、やはり当時の社員たちも「意味がわからんし、アイスらしくない」という理由で反対をしたそうです。
しかしながらそんな社長の豚の…いや鶴の一声で結局名前はそのまま「テジバー(豚棒)」に決定、変テコな名前が功を奏したのか、25年目のロングセラーになってしまうのだから世の中わからないものです。
韓国人なら誰でも知っている豚棒こと「テジバー」、この夏どれくらい消費したかわかりませんがまだまだ残暑の厳しい季節、今年ももう少しの間手っ取り早く涼を取るのにお世話になりそうです。
編集部:テジバー…でなくtjbang