皆さんコンニャンハセヨ!今日まで韓国は秋夕(チュソッ)!ソウルから地方への民族大移動が起こり、故郷に帰った人々が家族や親戚とのんびり過ごすシーズンでした。
tjbangもお休みを頂き、この民族大移動の波に乗って日本に里帰りをしました。
久々の日本での休暇、韓国生活が2年を超えたtjbangがやることといえば1つ!日本でしか食べられないものをひたすら食べることです!
ラーメンに日本の焼き肉、煮物にお寿司、モスバーガーに牛丼…などなど、頭の中にリストアップされている数多のメニューを、限られた時間の中で己の食欲に忠実に食い散らかしてきました。
・・・と、今回日本で餓鬼のように色々なものを貪っていた時のこと。食べるのに夢中で、口の横についた汚れを拭こうと、何気なく手を伸ばした先には・・・な、な、なんとティッシュペーパーがあるじゃないですか!
「なにをティッシュペーパーごときで・・・」と、皆さんお思いのことでしょうが、韓国ではトイレ以外の場面、日本だったらティッシュペーパーが使われるようなところでも、トイレットペーパーが主流で活躍しているんです。BOXティッシュももちろん売っていますが、値段が高いせいなのか家でBOXのティッシュペーパーを常用している韓国人にtjbangはいまだ会ったことがありません。
思えば数年前、日本で韓国人の友達の引越しを手伝った際に、その友達が「ティッシュ買ってきたー」といって、トイレットペーパーをとりだし、普通にトイレ以外で使っているのを見たときは驚いたものです。それが今となっては韓国の自分の部屋には常にトイレットペーパーがあり、日本で食卓に置いてあるクリネックスを見て驚く自分がいることに、驚いております。
時の流れと環境は人のティッシュ観をも変えてしまうようです。
でも実際に使ってみるとトイレットペーパーの方が合理的だったりもするんですよ。
<長所>
・ティッシュペーパーより安いから経済的だ
・用途に合わせて自分で長さを調節できるので地球にも優しい
もちろん短所もありますが・・・。
<短所>
・鼻水がダラダラ出ているときに鼻をかむと、紙が溶けて自分の知らぬうちに鼻にトイレットペーパーの切れ端がついていることがあって間抜けだ
・こぼしたカレーをトイレットペーパーでふき取るとなんだか妙な気分だ
…とまあ短所は短所ともいえないほどのくだらない(そしてお下品な)ものですから、やはりトイレットペーパーの普段使いは意外と合理的なわけです。一般的に韓国語でトイレットペーパーはトイレットペーパーといわず、「休紙(ヒュジ)」というわけですから、なるほど必ずしもトイレでのみ使う必要はないわけですね。
しかしながら今回のこの一件、コネストスタッフ的には、NGだなあと思いました。前にも書いたかもしれませんが、常に日本的な視点で韓国という対象を眺めてこそ、日韓の差異や酷似した点を面白がってコネスト読者の皆様にその楽しみをおすそわけできるのでありまして、トイレットペーパーが当たり前になった頭では、韓国での生活はそれこそ日常になってしまい、日本とは違う面白いところも逃しがちになってしまうわけです。
そんなわけで久々の里帰りで、韓国モードになっている脳みそを日本モードに切り替えてあげることの大切さをティッシュペーパーから悟ったtjbangでした。
さあ次帰ったときは何を食べようかなあ・・・。
編集部:tjbang