近年にない暖冬で、ちょっと拍子抜けしながらも快適なこちらソウルですが、皆さんいかがお過ごしですか?さて私事ながら、コネストtjbang、先週末2●回目の誕生日を迎えました。
コネストスタッフ、友人、家族からお祝いの言葉やプレゼントをもらい、本当に幸せな誕生日を送ることが出来ました(涙)。そんな中で一番驚いたのが、友達数人がお金を出し合ってプレゼントしてくれた自転車(!)でした。
会社と自宅の距離が、バスに乗るには近すぎ、かといって歩いていくにはちょっと遠い距離なのですが、そんな状況を知っていた友人たちがプレゼントしてくれたわけです。
高校、大学時代は毎日自転車通学をしていたtjbang。 が、それもむか〜しむかし、韓国語的に言えば虎がたばこを吸っていた頃の話。久々にMy自転車を手に入れてウキウキのtjbangは、さっそく日曜日に「愛車」にまたがって街にくりだしました。
本当に久々の自転車でしたが、いやぁーいいですねえ。大好きな音楽を聴きながら、一生懸命ペダルを踏んで、頬に冷たい風を感じる瞬間のあの気持ちよさは、忘れかけていた感覚を思い出させてくれて、結局3時間ほど自転車でソウルの街をあてもなく彷徨ってしまいました。
しかしながらここは韓国。久々の自転車体験は素晴らしかったとはいえ、道路はボコボコ、坂道は多いし、ちょっと人通りの多い駅前に出たりすると、歩道は走れません。かといって車道におりれば、歩道にも乗り上げてくるような配達アジョッシのバイクがブ〜ン、大型バスがブ〜ン、信号の無い小さな路地でも、車が徐行無しで威勢よくブ〜ンと飛び出してくるので生きた心地がしません。
ソウルではバス・地下鉄の大衆交通が発達していることもあり、日本より自転車を利用している人が多くありません。以前久々に帰った日本の街を見て、「自転車多いなあ」と驚いたほどです。その理由はうすうすわかってはいましたが、自分が今回ソウル自転車デビューをすることで、自転車利用者がソウルに少ないのは、バス・地下鉄の大衆交通が発達しているという理由だけではないんだということを実感しました。
韓国は日本と同様、自転車は原則車道を走らなければいけないそうです。日本では「自転車、歩道を行くか、車道を行くか」という論議が起こっているそうですが、韓国でもそういった議論が一刻も早く起これば良いなあと思うわけです。でないと自転車乗りにとっては、真の意味で「死活問題」ですからね。
危ないんだったら自転車に乗らないという選択もあるんですが、とはいっても、せっかく友達からもらった大切な、楽しい自転車を飾りにするのは勿体ないでしょう。何よりも運動不足がたたって、だいぶおなか周りに無駄なサムギョプサルがついてきたtjbang。自転車で良い汗かいて、ちょっと体重を落さなけりゃいけません。またいくら車道が危ないとはいえ、交通ルールを守って安全運転を心がければ問題はないはず。
風を感じることでストレスも解消、運動にもなるということで、しばらくの間、週末は「愛車でドライブ」が趣味になりそうな感じです。
編集部:tjbang