韓国旅行口コミ掲示板「コネストコミュニティ」
2つの暦による正月を終えたソウルより、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
連休がうまくつながった今年のソルラル(旧正月)を利用して、思い切って遠出をしてきた。半島を抜け出し、ユーラシア大陸を西へ。向かった先は中央アジアに位置する、ウズベキスタンだ。かつてのシルクロードの中心地、また14世紀のティムール朝が興った地。「青の都」といわれる、世界遺産の町サマルカンドをはじめ、首都のタシケント、ブハラなど、東洋と西洋が出会う場所だ。実はこの国、韓国とは意外につながりが深い。旧ソビエト連邦に位置するウズベキスタンには、沿海州にすんでいた韓国・朝鮮人が強制移住させられたという歴史を持ち、2世や3世も生まれた。現在でも人口の1%程度を韓国系の「高麗人」が占めているという。また、韓国とウズベキスタンは進行形で経済的にもつながりがあり、大韓航空、アシアナ両者が首都タシケントとソウルを結ぶ定期便を運航しているのを初め、韓国企業も数多く進出している。逆にウズベキスタンや周辺国から韓国に働きに出る労働者、韓国人と現地人女性の結婚も少なくないという。qingがウズベキスタンに惹かれたのも、昔韓国語の授業で、大陸を遠く隔てた地に韓国系の人々が住むということを知って以来だ。様々な人やものにであった3泊5日の旅行。折角なので編集部日記初(多分)、韓国も日本も飛び出して、シルクロードの中心地でであった「韓国」にフォーカスしてご紹介してみたい。ちなみに興味のある方はウズをぜひ一度訪れてほしいが、ちょっとそこまで行く暇がないという人は、ソウル東大門にある「中央アジア村」もおすすめ。「サマルカンド」などの料理店では、現地人シェフの作る本格的なウズベク料理が味わえるだろう。街角;地下鉄の目印は韓国企業「サムスン(SAMSUNG)」「LG」などの企業が進出している模様。サムスン製の携帯もポピュラーなのか、韓国ではお馴染みの、あのサムスン特有の着信音が聞こえてきた。その他、車は「大祐(DAEWOO)」をよく見かけた気が(あとTOYOTAも)。
食堂;ここでは豚肉OK「SAMSUNG」ビルの近くは、韓国系旅行社や航空会社ほか、韓国食堂や食材店が集まるエリア。ハングルを掲げる看板がぽつぽつと並ぶ。10年ほど前に来たという釜山出身のオーナー夫妻が営む店に試しに入ってみた。サムギョプサルやプルコギ、キムチチゲ、キムパッなどメニューはかなり多彩で、ソルラルに欠かせないトックッ(餅入りスープ)もあり。肉の味は正直……だったけれど、包み野菜と味噌もつき、おかずはお替り自由。そもそもイスラム教徒が国のほとんどを占めるウズでは、韓国食堂は豚肉が食べられる貴重な存在だそう。
市場・スーパー;KIMCHIでもKIMUCHIでもなく、CHIMCHI都市では、大きめの市場(バザール)やスーパーでも韓国系食材が手に入りやすい。特にタシケントの郊外にあるクリュッバザールは、韓国食材が多いことで有名。豆腐や味噌、韓国海苔、もやし等が韓国系商人などにより売られており、韓国語も若干通じる。また、キムチに由来した食材というか、キムチに似た「CHIMCHI」はよく見かけた。見た目は白菜に唐辛子を加えた漬物といった感じで、味もどちらかというと日本の浅漬けに近い。
番外;なんとなく心惹かれたもの「コレア?ヤポン?」という質問は、何度聞かれたかわからない。また極東の国同士だからか、韓国と日本の文化を混同している場合も少なくなく、面白かった。日本のドラマが好きというので何がいいか尋ねると、「チュンサンとユジンの出るやつ」「チュモン」などの答えが返ってくるなど、韓国文化の方が浸透率高し。日本ドラマは「おしん」を出すと大抵は了解してくれた。
─その他旅のスケッチ─