|
気づいたら新しい名前がついていた街
もう4年前になるが、生活韓屋が立ち並ぶ、景福宮西側の
西村(ソチョン)エリアで「
ソウル路地裏案内
」という記事を書いたことがあった。
ちょっと前、久々に奥の方まで歩いたら、今風なお店がえらく増えていて、驚いた。
記憶していた風景の変化に、再びわくわくしたのだった。
*****
当時、大通りの紫霞門(ジャハムン)キルを挟んで東側、... 続きを読む
|
|
|
韓国花柄コレクション
花の季節がやってきた。
例年より早く開花が始まっているソウルでは、桜も週末から咲きはじめた。レンギョウ、白木蓮あたりはすでに絶頂(韓国語で満開のこと。この表現、いいなと思う)を迎えているようだ。
qingも花が好きだ。といっても今回はリアルな花ではなく、花柄の話。
韓国に来て嬉しかったのが、雑貨や小物に、花柄がとて... 続きを読む
|
|
|
伝統茶屋、時々バー
お酒を行儀良く飲みたいときは、仁寺洞(インサドン)に行くようにしている。
大勢で生ビールを豪快に乾杯したいとき、あるいはマッコリのまったりした甘さで、徐々にわけがわからなくなりたいときがある。一方、気心の知れた友人と「しらふ以上、ほろ酔い未満」を維持しながら、なめらかな会話を楽しみたいとき。その、35%くらいお酒の入った状態が「行儀良く飲む」の定義だ... 続きを読む
|
|
|
白磁の「白」で年はじめ
恥ずかしいかもしれないが、最近初めて知った事実。
白磁って真っ白な色ではないんだなあ、ということ。
年が明けて、うちに初めて白磁の器を迎えた。
迎えた、というのは大げさかもしれないが、それほど気に入っているのだ。
白磁などの陶磁器を、これまで集めたことはない。ただなんとなく、新年に「まっさらに白いもの」が欲しくなったのだ。旧正月の影に隠れて... 続きを読む
|
|
|
オンドルアイス、解禁
アイスクリームの美味しい季節は年に2度あると思っている。
陽がかんかんと照りつける真夏のアイスはいうまでもないが、もう1回の“旬”はまさにこれから──冬にオンドルが効いた部屋で食べるアイスだ。
先人の知恵、オンドル。いわゆる日本でいう床暖房で、刺すような寒さが続く韓国の冬に無くてはならない存在だ。いくら寒くても、オンドルのついた部屋は完璧な安全地帯。... 続きを読む
|
|
|
ちょっと嬉しい「社交辞令」
少し前、町の食堂で食事をしているとき。別テーブルで食べ終わった中年の男性が会計して店を出る際、「많이 파세요(マニ パセヨ)」と言うのが耳に入った。直訳すると、「たくさん売ってください」という意味だ。 韓国語の、こういう、ちょっとした表現が好きなのだ。 「たくさん売ってください」は、先のようなシチュエーションで客から店主へ使われる。しいて訳せば「商売繁盛させてく... 続きを読む
|
|
|
都心の小さな韓屋散策
韓屋の保存地区として有名な、北村(プッチョン)韓屋マウル。内部の見学ができる韓屋が、少し前にできたと聞いて訪ねてみた。ちょうど昌徳宮(チャンドックン)の石垣に沿った路地の奥にある、「高義東(コ・ヒドン)家屋」である。高義東(1886~1965)は韓国の近現代を生きた芸術家だ。日本の支配期には東京美術学校で西洋画を学んだ経歴をもち、今では「韓国最初の西洋画家」として知ら... 続きを読む
|
|
|
森の中のANDO建築へ
山の真ん中に日本の建築家、安藤忠雄の設計した美術館ができた、という話を韓国の友人から聞いた。友人は同氏がてがけた香川県直島の「地中美術館」にも訪れたことがあるそうだが、いわく「そこに劣らず面白かった」とのこと。江原道(カンウォンド)原州(ウォンジュ)に今年の5月に開館した「ハンソルミュージアム(Hansol Museum)」のことだ。HPを見ると『世界的建築家 安藤忠雄が設... 続きを読む
|
|
|
フリマなウィークエンド
外にいるのが気持ちよく感じられるようになったソウル。週末に、気になっていたフリーマーケットに行ってきた。
日本でもそうだと思うが、ソウルは週末にあちこちで青空市場やフリーマーケットが開かれている。東廟(トンミョ)駅前の「トッケビ市場」のような超ディープな世界も気になるけれど、今回は若い世代を中心にした、ちょっと風変わりなフリマを中心に巡ってみたのでご紹介したい... 続きを読む
|
|
|
パンソリを歌ってみました
日本より1カ月早く3月に新学期・新生活が始まる韓国だが、昔からの感覚は変わらないもので、1年の区切りは、今もやはり3月終わりから4月の初めのこの時期に焦点が合う。なにか新しいことを始めたくなるこの時期。先週から、趣味でパンソリを習いはじめた。前々から興味があったのだが、ちょうど歌い手として活動する知り合いの女性が知り合いに向けて弘大(ホンデ)でレッスンを開くと... 続きを読む
|