アンニョンハセヨ!コッコです。ソウルの街路樹も色とりどりに色づき始め、秋が深まってきました。
韓国各地の紅葉の名所では、いま見頃のピークを迎えているようですね。
さて、気温がぐっと下がり肌寒くなってくると恋しくなるのが温かい食べ物。
チゲやチョンゴル(鍋)もおいしいですが、日本生まれの私としては、やはり豚汁を抜きに秋冬は越せません
しかしこの豚汁、実は韓国にお嫁入りしてから一度も作ったことがありません。というのも、「材料が揃わない!」とずっと思い込んでいたのです。
特に豚汁に欠かせない、薄切りの豚バラ肉&こんにゃく。バラ肉はあるけど分厚いサムギョプサルだし、こんにゃくなんて外食のときにも食べたことがなかったので…。
ところが探してみると、実は両方とも韓国でも意外に簡単に手に入るものでした!
まず、こんにゃくは大型マートで売っています!色は「白」しかありませんでしたが、「곤약(コニャッ)」の名称で、カニカマやソーセージが並ぶコーナーで発見。値段は2,000ウォンくらいでした。
次に薄切りの豚バラ肉。これは探すというより、発想の転換
サムギョプサルはサムギョプサルですが、「대패 삼겹살(テペ サムギョプサル)」という超薄切り豚肉がありますので、そちらを活用すればOKです(冷凍肉が一般的)
ちなみにテペというのは、韓国語で「かんな」の意味で、かんなで削ったように薄い豚肉ということ。テペサムギョプサルは、よく
쌈밥
(サンパッ、野菜包みご飯)などで出てきますね。
ただこのテペサムギョプサル、ひとつだけ下準備として必要なのが
骨の除去
です。骨ごと薄切りにされているので、肉をよく見てみると端の方に骨が付いています。噛み砕ける硬さの骨ですが、残っていると食べるときに口触りが悪く、いちいち取り出すのが非常に面倒です。丁寧に取り除いておくと、よりおいしくいただけるので、ぜひひと手間かけてください
後は冷蔵庫の大掃除も兼ねて、残り野菜を総動員。小さく切ってゴマ油で炒め、煮込んで味噌を溶けば出来上がりです。
味噌だけは日本から持ってきたものを使いました。韓国のテンジャンは豆の味が濃ゆいので…
|
|
|
ごぼう、きのこ、にんじん、大根
たまねぎ、じゃがいも、韓国かぼちゃ
|
香ばしいごま油で
じっくり炒めます
|
刻みねぎをのせて
出来上がり~
|
最後に残った材料の活用法ですが、コッコの場合、こんにゃくは後日炊き込みご飯に投入しました。また、テペサムギョプサルはたっぷりのモヤシとコチュジャンソース(コチュジャン・醤油・にんにく・砂糖・こしょう・ゴマ油)で炒めてご飯の進むおかずに。
2人暮らしなのでいつも中途半端に食材が残り、捨ててしまうことも少なくないのですが、今回はしっかり使い切れましたっ
身も心もあったまる日本の味、豚汁。カンタンですので、ぜひ韓国でもチャレンジしてみてください!
編集部:コッコ