アンニョンハセヨ!コッコです。
モクレン、レンギョウ(ケナリ)、そして桜と、たくさんの花に彩られ、韓国はまさに春満開
冬の間、殺風景だった街路樹もいつの間にか新芽が芽吹いて美しい緑色になりました。
来週、再来週にはピンクや赤紫色のツツジ(チンダルレ)があちこちで見られそうです
暖かくなり、お出かけ気分が高まる季節。コッコは先週末ドライブがてら少し遠出をしてきました。
目的地はソウルから車で約1時間、京畿道(キョンギド)南楊州(ナミャンジュ)市。
ここに、今はもう使われていない簡易駅「陵内(ヌンネ)駅」(位置)があります。
ノスタルジックな建物と雰囲気で最近人気のスポットになっているという話を耳にし、訪ねてきました。
駅といえば、コッコも高校時代は電車通学でしたので、いろんな思い出がつまった場所。
友達とワイワイ話しながら通った日々、毎朝目にする他校の先輩にときめいたり
淡い恋心を抱いていた男の子の姿をホームや車内で追いかけたり…。
思えば初めてチカンというものに遭遇したのも当時でした
陵内駅は、韓国の人々にとっても旧き良き時代を思い出させてくれる懐かしさ満点の場所。
駅舎内は自由に立ち入りできるようになっていて、セピア色の写真があちこちに飾られています。
演出を加えて撮られた最近の写真が多いですが、中には駅として利用されていた頃の姿を映した古い写真もあって、1枚1枚ながめるのも面白いです。
|
|
一昔前にタイムスリップしたような待合室 |
かつての切符売場には駅員さんの写真が |
|
|
制服デート、あこがれでした! |
「我が家のために貯蓄、国家のために貯蓄」昔のポスターも |
陵内駅が廃駅となったのは2008年12月。
1956年に駅員配置簡易駅(駅員はいるが駅長は不在)として出発後、約50年間にわたって地域の人々と共にありました。
現在は、駅付近が自然の多いサイクリングコースでもあることから自転車愛好家たちのマスト立ち寄りコースにもなっていて、とてもにぎやかな雰囲気です。
レンタルサイクルもあるので、もう少し風が暖かくなったら利用してみると楽しそう!
また、列車の車両を利用したカフェや、マッコリ・チヂミなどを販売する食事処もありました。
|
|
|
線路上にウッドテーブルが置かれ休憩場に |
同じ場所では、いつかの家族の思い出 |
かわいらしいチビ椅子も並んでました |
駅周辺には食堂も点在していて、今回入ったのは麦飯(ポリパッ)のお店(位置)。テーブルいっぱいのおかずは全て野菜で、春の日にぴったりのメニューでした。
|
|
10品以上のおかず! |
少しずつ、全種類とり、ご飯とよく混ぜていただきます |
陵内駅までは、公共交通機関を利用する場合バスで向かえます。
江辺(カンビョン)駅から2000-1番、清涼里(チョンニャンニ)駅から167番または2000-1番に乗車し、陵内1里(ヌンネイルリ)で下車すればOK。
ぽかぽかの日差しのなか、カメラ片手にのんびりお散歩しに出かけてみてはいかがでしょうか?
編集部:コッコ