アンニョンハセヨ!コッコです。長かった冬がようやく終わろうとしている韓国。
帰り際、ふと気が付くと、肌をなでる風がいつの間にか柔らかく、優しくなっていました。
子どもたちは今週から日本より1カ月早い新学期を迎え、大学のキャンパスにも新入生たちの姿。
季節は毎年めぐりめぐるものなのに、明るい始まりの「春」がもうそこまでやってきていることに心おどる今日この頃です。
さて、前回お送りしたポジャンイサ(ラクラク引っ越しパック)の準備編。
今回は引っ越し当日の様子を写真と共にご紹介したいと思います。
ポジャン(包装)+イサ(引っ越し)のことで、荷物の搬出・搬入はもちろん、荷造りから荷解きまで全部おまかせできちゃう点が最大の魅力であるポジャンイサ。
業者さんから「貴重品だけ持って行ってもらえれば後は全部やりますから」と言われつつも、本当に何もしなくて良いのか、どこか不安な気持ちを抱えながら迎えた引っ越し前日の夜。
いつものように仕事から帰ると、自宅にはシオモニ(義母)が地方から来てくれていました。
夜11時頃までフツーにくつろいでいたシオモニ・コッコ・夫の3人でしたが、突如シオモニがガタゴトと行動開始!
明日少しでも引っ越しの手間が省けるように不要品だけ捨てておくわよ、ということで深夜(!)に大量のゴミ捨てを決行しました。
しかし、引っ越し準備としてやったのはコレだけ。本棚の中も、冷蔵庫の中もまったく手をつけず、そのままの状態で眠りにつきました。
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引越し前夜。いつもと同じ風景の部屋 |
台所の棚もそのまま |
真夜中のゴミ出し |
そして引っ越し当日、朝8時きっかりに引っ越し屋さんが到着。アジョシ(おじさん)3人に、アジュンマ(おばさん)1人の4人組が来てくれました。
アジョシ1は机と本棚コーナー、アジョシ2は箪笥と洋服ラック、アジョシ3はベッドルーム、そしてアジュンマは台所と、それぞれ区域を分担して、あれよあれよという間に荷物を運び出していきます。
その仕事ぶりはまさに… プロフェッショナル!!
約1時間ですべての荷物が搬出されました。
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窓と網戸を取り払いクレーンを迎える |
外から見たらこんな感じ |
箱やかごにどんどん詰められていきます |
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引越し屋さんの七つ道具?!
電動ドライバーや毛布 |
この緑色の巨大な物体は?
(答え:マットレス) |
割れやすい食器類は
プチプチで丁寧に包んでくれました |
引っ越し先への荷物の搬入もスムーズ・スピーディーの言葉に尽きました。特に感嘆したのは台所担当のアジュンマのテキパキ度。
「この食器よく使う?じゃ手が届きやすいところに置くわね」など、主婦という立場で使いやすさを考えて、こちらの意向も都度尋ねながら進めてくれたのがうれしかったです。
搬入も約1時間で終了。最後の後片付けや掃除などをして、正午には無事引っ越しが完了しました。
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新居へやってきました。クレーン車待ち |
玄関から部屋の床まで掃除してくれます |
本棚の日本の本が逆さでしたが
これぐらいはご愛嬌! |
韓国に来て何度目かの引っ越し。ポジャンイサは、はじめて利用しましたが、その感想としては「便利」の一言!
ただ周りに聞いてみると、引っ越し者の立場で丁寧に荷物を取り扱ってくれるところもあれば、「荷物を移動させれば良い」という感じで雑に扱われ、破損したり結局整理し直したりということもあるようで、業者との相性も大きいみたいです。
今回は幸い100点満点の引っ越し屋さんにめぐりあえて非常に満足のいく引っ越しができました。
さあ、新天地(といっても引っ越し先は同じ団地内でしたが…)でまた気分新たにスタートです!
編集部:コッコ