アンニョンハセヨ!コッコです。
11月中旬の初雪の日以降、ソウルはぐっと冷え込みが厳しくなり、いよいよ本格的な冬に突入。寒さは大の苦手なので、手持ちの服で一番温かいダウンコートやもこもこブーツも早々に解禁、自宅でも オンドル(床暖房)は欠かせず、その偉大さに感謝する毎日です。
ただこのオンドル、素晴らしい暖房装置なのですが、やっぱり気になるのがガス代。これから寒さがゆるむ春先までは、毎月 15 万ウォン~20万ウォン程度の出費(コッコ家の場合) となり家計にはイタイのも正直なところです。 半袖でいられるくらいガンガンにつけたいのが本望ですが、そんな勇気はなく…。また、築年数の長いアパートなので、すきま風の影響で足元は温かいけど部屋の空気は冷たくて…という悩みもありました。
そんな話を先日 シオモニ(義母)としていたところ、新たなアイテムを伝授されました!それが「門風紙 (문풍지 、ムンプンジ ) 」。
初めて聞く単語でしたが、説明を聞いて理解。日本で言うところの「すきま風防止テープ」でした。大型マートの生活用品売り場で購入して、早速玄関ドアとベランダ、寝室の廊下側窓など、風が入ってきそうなところに貼り貼り。どれだけ効果があるのか気になるところでしたが、これが大正解!外気をシャットアウトしてくれるので、オンドルの温かさが今まで以上に部屋中に行き渡り、熱も逃げにくくなって、ぬくぬくと過ごせています。
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これが門風紙。
マートの一角にコーナーができていました |
ベッドには電気カーペット(전기장판)!
さらに湯たんぽも |
足元は、もこもこ靴下で
ぬくぬく~ |
室内の越冬準備はこれで OK 、あとはやはり食べ物も欠かせません!冬に備えて大量にキムチを漬けるキムジャンは、今年もお手伝いに行くことができず…容器だけ携えてもらってきちゃいました。シオモニによると、今年は 400 株の白菜を3人で漬けたそう。1株を4等分して漬けるので、実質的には 400 ×4で 1600 個のキムチ!毎年キムジャン後の一週間は疲労とストレスで寝込み、「もう来年はキムジャンなんてやらない」と愚痴をこぼすシオモニですが、やっぱり今年も同じことを言いつつ、おいしそうな漬けたてのキムジャンキムチをたっぷり持たせてくれました。キムチ冷蔵庫でしっかり寝かせて、また1年、チゲや炒め物など色々活用するつもりです。
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新鮮!漬けたてのキムジャンキムチ |
白菜の食感と甘味が抜群! |
ご飯によく合うネギキムチももらいました |
こちらは体を温める作用がある生姜のシロップと、韓国の伝統菓子・ 韓菓 (ハングァ) のひとつ「ピョンガン(薄切りにした生姜を砂糖で煮詰めて乾燥させたもの)」。シロップはピョンガンを作った際にできたもので、お湯を加えれば生姜茶に。キムジャンキムチと共にシオモニが持たせてくれました。
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ピョンガン(左)と生姜シロップ(右) |
会社でも仕事中によくつまんでいます |
韓国で過ごす冬は、かれこれ8回目…肌を刺すような猛烈な寒さに毎年くじけそうになりますが、今冬はしっかり身体を温めて乗り切りたいと思います。 年末年始、韓国を訪問予定の皆さんも、「これでもか!」というくらい十分な防寒対策をお忘れなく!
編集部:コッコ