アンニョンハセヨ!コッコです。長かった冬が終わり、韓国も待ちに待った春がもうすぐ目の前!自宅アパートの入口脇には、大好きな白木蓮の木が植わっているのですが、こんもりとつぼみが膨らんで、今か今かと咲くときを待っています。
そんな光景に気持ちも温かくなる今日この頃、韓国在住で同じく既婚の友人たちからは「赤ちゃんの誕生」「妊娠」というこれまた嬉しいニュースが続々と届いています。
贈り物を考えるのもまた楽しく、洋服や赤ちゃん用品など色々見ているのですが、贈り物探しをする中で最近興味を持ち始めたのが、韓国の絵本です。
絵本というと、ヒョンニム(義姉)の家に遊びに行く度に甥っ子に「チャグンオンマ(叔母さん)!読んで読んで~」とせがまれ、エンドレスで読んであげるのが常でしたが、ゆっくりじっくりイラストと一緒に読んでみると、実に味わい深いストーリーのものが多いことに気づきました。
日本では「大人の絵本」が人気を集めて久しいですが、韓国でも子どもだけでなく大人が読んでも楽しめる絵本がたくさん出版されています。
そんな中から、今回ご紹介するのは「강아지똥(カンアジトン)」という作品です。韓国では言わずとしれたベストセラー絵本です。日本でも「こいぬのうんち」という題名で翻訳版が出ているので、既にご存知の皆さんもいらっしゃるかもしれませんね。
汚くて何の役にも立たないと嘆いていたうんちくんが、いろんな出来事を経て存在価値を見出していく…という、大雑把に言うとそんなストーリーですが、やさしく美しいタッチの絵がまた素晴らしい!
お話と一緒にページをめくっていくと、最後に大きな感動が訪れます。
子ども向けの絵本は、文字が少ないので韓国語の勉強にもぴったり。韓国の本に興味はあるけれど、小説は難しそうだなぁという人にもおすすめです。とはいえ、単語は結構難易度が高いので上級者の方も読み応えがあるはず。教保文庫(キョボムンゴ)や永豊文庫(ヨンプンムンゴ)などソウル市内の大型書店を訪れたら、児童書コーナーにもぜひ立ち寄ってみてください
おまけ
ソウル市内の数少ない絵本カフェの中でコッコのお気に入りが、弘大(ホンデ)にある「앨리스와 도로시(アリスとドロシー)」(位置)。本当は大きく紹介したかったのですが、残念なことに本日(4月2日)を持って閉店してしまうそうです。おいしいコーヒーと楽しい絵本でゆっくりくつろげるカフェが、ソウルにも増えるといいなぁ。
編集部:コッコ