アンニョンハセヨ!コッコです。6月下旬に夏至は過ぎましたが、外は20時頃まで明るく、夏らしい日の長い毎日が続いている韓国。何だか1日が長くなったようで、得した気分になります
日が落ちると、ぐんと涼しくなる今の時期。外に出ると良い風が吹いてとても過ごしやすく、早く帰れた日や週末の夜は、ここのところ、もっぱら自宅裏にある漢江(ハンガン)沿いの公園をウォーキングしています。
このナイトウォーキング、日課にしているのはうちだけではないようで、21時、22時にもなると本当にたくさんの近隣住民たち+ワンちゃんが散策路にやってきます。ベビーカーを引いたママ&パパ、耳にイヤホンをつけてひたすら歩き続けている若い女の子、汗だくになって走っているメタボ気味のお父さんなどなど…。まさに市民の憩いの場といった感じです。
公園内の散策路は、スタート地点から折り返し地点を経てまた戻ってくると約1時間。健康増進やダイエットなどみんなそれぞれ色んな目的をもってやって来ていると思いますが、コッコを含め「晩ご飯食べ過ぎたわ~腹ごなしにちょっと散歩でも」という人が一番多い気がします
それにしても、ソウルはこの漢江沿いの公園がよく整備されているなと感じます。我が家の裏の公園も、散策路には足に負担がかからないように地面に柔らかい素材が敷いてあったり、途中には数十mごとに多様な運動器具が置かれたポイントや屋根のあるベンチなどが用意されたりしています。また、散策路沿いには木々や草花も多く、春にサクラやツツジ、シロツメグサが満開のなか、のんびり散歩しているときなどは、とても幸せな気分になります。
1人運動に精を出すお父さんも多い |
3on3や縄跳び、バドミントンをする人多数 |
漢江に通じる陸橋が最近完成 |
散歩しながら出会う人々・風景ウォッチングも楽しいです。おばあちゃんたちがピョンサン(平床)という大きな縁台に座って昔の歌を気持ちよさそうに合唱していたり、おじいちゃんたちがマッコリ飲みながら将棋に興じていたり。そんな風景を眺めていると、果物を売りに来たトラックから旬のチャメ(マクワウリ)の甘い香りが漂ってきたり…。高層ビルやアパートに囲まれて忙しなく人々が行き交うソウルの街ですが、こんなリラックスした穏やかな時間もあるんだなと思うと、何ともいとおしい気持ちになります。
旅行中は、なかなか訪れることがないかもしれませんが、軽く運動もでき、飾らない韓国の日常風景にも出会えるスポットとしておすすめの夜の漢江公園。コッコも日本から家族が来ると、毎晩出かけます。良い風の吹く夏の夜長、身軽な服に着替えて、ぶらり散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。
編集部:コッコ