アンニョンハセヨ!コッコです。
ソウルにも、やわらかな日差しと風が心地よい秋がやってきました。
秋といえば、真っ先に思い浮かぶのが「食欲の秋」。
夏の間、暑さで減退していた食欲もめきめき戻ってきている今日この頃、
今回の編集部日記は「食」にまつわる紹介をひとつさせていただこうかなと
思います。
市場やスーパーに行くと、日本ではあまり見かけない韓国食材がたくさんあります。そのなかの1つが「トゥルケカル(エゴマの粉)」。
韓国語のつづりは、들깨가루。すりごまのようですが、独特の香ばしさとまろやかさがあり、色んな料理に使える食材なんですよ。
400gぐらい入った袋が5,000~10,000ウォンくらいで販売されています。
トゥルケカルの存在を知ったのは結婚後。シデク(夫の実家)で出てきたおかずがトゥルケカルを使った料理だったのです。
シデクのある全羅道(チョルラド)地方は、なんでもこのトゥルケカルを料理に使うことが多いそう。汁物やナムル(和え物)など、
シデクを訪ねる度にシオモニ(義母)メイドの様々なトゥルケカル料理をこれまでごちそうになりました。
最初はどこか食べ慣れない味で好んで食べることはなかったのですが、今ではすっかり好きな食材です。
シオモニはトゥルケカルを使った料理が18番で、ソウルの我が家を訪ねるときは、きまってトゥルケカル持参でやってきます。
しかも袋いっぱい大量に(笑)。そうして使って残った分を冷凍庫に入れ、「料理するとき使いなさい」と言って帰っていくのですが、
結婚当初は韓国料理のレパートリーも少なく、使い道には本当に困りました。
でもその後、シオモニに聞いたり、ネットでレシピ検索したりして、普段のおかず作りでちょくちょく使うように。
お手軽なのが、ナムル。私は大根でよく作ります。千切りにした大根をエゴマ油(またはごま油)で炒め、水とトゥルケカル、
すりにんにく、ねぎのみじんぎり、塩を加えて水気が少なくなるまで炒め煮すればOK!
また、秋においしいといわれるアウッ(아욱、チョウセンフユアオイ)の味噌汁を作ったときも、最後にトゥルケカルを加えると、
いっそう美味しくなります。
トゥルケカル名人のシオモニは、ナムルはお茶の子さいさい、フキやサトイモの茎など今の私には「どうやって調理するの??」
という未知の食材でも見事に調理します。しっかり学ばせてもらって、うまく使いこなせるようになっていきたいものです…。
最近、周囲のコネストスタッフにトゥルケカルをおすそ分けしたところ、早速料理に使ってくれたとのこと!トゥルケカルを使った
あんかけ風のソースやパスタなどなど、グッドアイディアをたくさんもらいました。
なかなかクセのある食材ではありますが、味わい深い一品に仕上げてくれるトゥルケカル。
ユーザーの皆さんも、おすすめ料理がありましたら、ぜひ教えていただきたいです。