アンニョンハセヨ!コッコです。
江南(カンナム)地域を中心に、ソウルを襲った悪夢のような豪雨から1週間。建物の外に出るのさえ憚られる悪天候で、「バケツをひっくり返した」なんて表現がかわいらしく思えるほどの激しい降りようでした。ご旅行中の皆様は大丈夫でしたでしょうか?今週も降ったり止んだり不安定な天気が続くようですね。梅雨はとっくに明けたというのに、ここのところ、家の中はジメジメ・ムシムシと、いや~な感じの毎日です。
さて、エアコンのない我が家。ジメジメした不快な季節と、これからやってくる熱帯夜を乗り切れるだろうか、やっぱり大金はたいてエアコンを買わなくちゃならないのか…と頭を抱えていたのですが、近頃お助けアイテムを1つ、2つとゲット!我が家にやってきた、夏を乗り切る韓国ならではのモノたちをご紹介します。
まず1つ目は、リビングから。床に敷かれているのは、花ござ。江華島(カンファド)の特産品で、韓国では花紋席(ファムンソッ)と呼ばれています。イグサに似た莞草(ワンチョ、ワンゴルとも言う。日本名カンエンガヤツリ)という植物を編んで作った伝統手工芸品で、手間ひまかかっているだけに貴重なものなんだそう。夫の実家に行った際に、お祖母さんが使っていたという年代ものをもらってきました。若干色あせていますが、これがまた肌触りがすごく柔らかい!そして、サラサラとしているので、とても快適に過ごせます。本当は、お洒落な夏用ラグが欲しいところですが、昔から伝わる生活用品の良さがしみじみ分かるこちらも、なかなか気に入ってます。
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イグサの仲間だからか、懐かしい畳のにおいがします。 大の字になって昼寝したら気持ちよさそう… |
丁寧にほどこされた刺繍。文様も何だか独特 |
2つ目は寝室のベッドに敷かれたこちら。竹のマットです!実はシオモニ(姑)の強力なススメを断りきれず購入したのですが(見た目もいまいちだし、背中が痛そう…)、実際使ってみてその快適さにはまってしまいました。何より、ひ~んやり涼しいんです。同じ場所に寝ているとさすがに体温で少し暑くなってくるんですが、そんなときはゴロンと寝返りを打って隣へ移動すればOK!またひんやりとした涼しさを感じられ、暑くて寝苦しい夜にはかなり重宝しています。ただ、うっかり枕から頭を外して直にマットの上に寝てしまうと、つなぎ目に髪の毛がはさまって「あいたっ!」ということになるので注意。竹の産地、潭陽(タミャン)の竹細工店で50,000ウォンほどでした(クイーンサイズ)。
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シーツの上に直に敷きます。 手入れは乾いた雑巾で拭くだけとお手軽 |
ツルツルの表面。背中はちっとも痛くなし! |
最後は玄関付近の窓に立てかけたこれ。日本でもおなじみの「よしず」で、韓国語で발(パル)と言います。こちらはEマートで、5,000ウォンもしなかったような。サイズも色々ありました。暑いときは窓を開け放って風を取り込むのが一番自然で良いですが、廊下脇に窓があるので人目が気になる。そんなときには、よしずがおすすめです。目隠し効果もあって、日中だと外から覗いてもほとんど見えません。実を言うと、これもシオモニのアイディアでして…。さすが「生活の達人」。何だかんだと見た目にこだわりたくなるのが本音ですが、この夏は実用性重視でいくことに決めました!
本格的な夏はいよいよこれから。この時期、韓国の大型スーパーの生活用品売り場などには、ござや竹製品など涼アイテムがたくさん並んでいます。機会があれば覗いてみるのも楽しいかもしれませんね