アンニョンハセヨ!コッコです。9月に入りましたが、毎日蒸し暑いですね。さてさて、夏休みは満喫されましたか?コッコは今年、夫の家族と韓国内を旅行しました。行き先は昨年の新婚旅行に続き、「韓国のハワイ」こと済州島(チェジュド)!周囲には「またー?」と言われましたが、どっこい。海に山に美しい自然、そして美味しい郷土料理。すっかりその魅力にハマッてしまい、これから毎年行ってしまいそうな勢いです。
大自然の偉大さを感じられる観光スポットも素晴らしかったですが、済州島の郷土料理を心ゆくまで堪能してきた今回。おすすめの食堂と併せて、ベスト3をご紹介!!!
1.アワビ粥(チョンボッチュッ)
海に囲まれた済州島、新鮮な海産物を使った料理の中でも特に有名なのが「アワビ粥」。肝まで一緒に煮込んでいるから、済州島のアワビ粥は淡い緑色をしているのが特徴です。オールインハウスのあるソッチコジという岬から車で10分ほどの海岸沿いにある「ソラネチッ」(位置)は、店構えこそ今にも傾きそうな感じですが、採れたての海の幸を堪能できる地元食堂。肉厚のアワビスライスがたっぷり入ったアワビ粥は10,000ウォン。アワビをごま油で炒めてから米と一緒に煮込むそうで、香ばしくマイルドな風味は感動もの。食べ口が滑らかなので今回一緒に旅行した83歳のハラボニム(お祖父さん)にも好評でした。
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壁はなし、屋根は布をひっかけただけの開放的な「ソラネチッ」 |
つきだしは目の前の海で採れた岩ワカメ。 酢入りコチュジャンにつけて食べます |
アワビ粥。注文後に作るのでのんびり海でも眺めながら待ちましょう |
2.太刀魚の煮込み(カルチチョリム)
カルチ(太刀魚)はハルラボン(デコポン)と並ぶ済州島の高級特産物。銀色に輝く体から「銀太刀魚(ウンガルチ)」とも呼ばれます。この太刀魚を辛めのソースで煮込んだ太刀魚の煮込み(カルチチョリム)も必食の一品。やわらかくとろけるような白身の味わいは特産地・済州島だからこそ。太刀魚の煮込みが食べられるお店は島内に数多くありますが、今回お邪魔したのは済州島3大滝のひとつ、「天帝淵瀑布(チョンジェヨンポクポ)」の入口向かいにある「イェジウォン」(位置)。2人前24,000ウォンと比較的お値ごろです。
3.黒豚(フッテジ)
済州島グルメの魅力は海の幸ばかりじゃあありません!黒豚料理も済州島が誇る郷土食。自然放牧で育てられた黒豚の肉は、ぷりぷりと弾力があってジューシーそのもの。済州国際空港に近い「ヘオルム食堂」(位置)では黒豚の焼肉を楽しめます。オギョプサル(豚の5枚肉)は1人前200gで13,000ウォン。少し値段は張りますが、値段だけの価値はあります!焼肉の他にも、蕎麦粉をといた水で豚カルビをとろっとろになるまで煮込んだ郷土料理「チョッチャッピョックッ」(発音難しいですね…)も。
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空港近し。駐車場も完備。 到着日や出発日に立ち寄りやすい |
1.5cmはありそうなオギョプサル。 写真は2人前。デカイ!厚い! |
チョッチャッピョックッは 済州島版カルビタン(カルビスープ) |
自然だけでなく食も豊かな済州島。他にも郷土料理にはこんなのがあります。
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チャリムルフェ (スズメダイの刺身スープ) |
ヘムルトゥッペギ (海産物入り土鍋の味噌汁) |
ビントッ (大根ナムルを蕎麦生地で包んだもの) |
済州島はソウルから飛行機でわずか1時間。海水浴シーズンの夏場もいいですが、日差しが強いのが難点。9月、10月と過ごしやすいこれからの季節がおすすめです!済州島は観光スポット間の距離が離れていて公共交通も不便なため、韓国人は大抵レンタカーや観光タクシーを利用します。レンタカーの利用が難しい場合、島の西側なら西側、韓流ロケ地巡りなど、テーマを定めて車で効率よく回れるツアーを利用すると、より充実した旅になりますよ。行きたいところを自由に設定できるオーダーツアーも便利です!
景観や風情、人情、食など、ソウルとはまた違う魅力的な韓国の一面に、ぜひ出会ってみてくださいね。
編集部:コッコ