アンニョンハセヨ!コッコです。風薫る5月ですね。最近のソウルは冬から春を越えて、いきなり初夏になったような陽気の日も多いです。街路樹も青々と生い茂り、お出かけには最高の時期ですが…。コッコはというと、実はここ数週間、親知らずに苦しまされ、悲しいかな、それどころではありませんでした。
歯医者をはじめ、これまで韓国で病院に行ったことがほとんどありませんでした。というのも、「昔から通い慣れている日本のお医者さんが安心できる」「韓国語で症状をうまく伝えられる自信がない」という理由から。病院といえば、自国でもできれば敬遠したい場所なのに、外国となると、ますます不安感が募ります。そんなわけで、今回もすぐには病院に行こうという気持ちになれませんでした。
しかし、日に日に増してくる腫れと痛みに耐え切れず、韓国で初めて歯医者の門を叩くことに。でも、いざ行くとなると、どこの歯医者がいいのかまったく見当がつきません。そんなときはクチコミだ!と早速韓国人の知人に聞いて、自宅近くのとある歯医者に行くことになりました。
初診ではレントゲンを撮り、その後診察。先生は一目見て「抜いちゃいましょう。抜いたら楽になるから」と一言。韓国の歯医者で、初めて親知らずを抜くことになってしまいました。
そして、その翌週、ついに抜歯の日。「痛かったら言ってね」とのことだったので、痛みはじめてすぐに「アパヨ(痛いです)」と意思表示はしたものの、返ってきた先生の答えは「どう痛い?」。そう言われても、痛さと恐怖心からくる緊張感で韓国語のボキャブラリーが非常に乏しくなっていたコッコ。なかなか言葉が出て来ず、先生の「タクンタクン(ちくちく)?」「ウッシンウッシン(ずきずき)?」「チョリッチョリッ(じんじん)?」という問いかけ全てに、とりあえずブンブン首を上下に振るしかありませんでした。
抜歯からしばらく経ち、あれほど悩まされた痛みとはおかげさまでさよならできましたが、この機会に悪いところは直しちゃえ、としばらく歯医者通いは続いています。普段の日常生活ではほぼ不便なく会話できていると思っていましたが、病院という行き慣れていない場所では、余計に体がこわ張って言葉もうまく出てこないものですね…。特に「ちくちく」「きりきり」「じんじん」「ひりひり」など症状に関する副詞は、普段あまり使う機会のない表現だけに、いざというとき知っておくと便利だなあと、今回身を持って実感しました。そうそう、「シーン別お役立ち表現~病院・薬局編~」も強くおすすめ!歯医者に行く前は、ざざっとこちらでおさらいして韓国語力をつけてから診察に臨むようにしています。
日本人が多く住む二村洞(イチョンドン)の病院をはじめ、コネストでも日本語で診療を受けられるクリニックを多数ご紹介しています。在住者の皆さんは、いざというときのためにも、チェックしておくと安心ですよ!
編集部:コッコ