アンニョンハセヨ!コッコです。ここ最近のソウルは良いお天気。道路を覆っていた雪は、ほとんど溶け、カチンコチンに凍っていた漢江(ハンガン)も氷が溶けて、悠々と水が流れるいつもの様子に戻ってきました。まだまだ肌を刺すような寒さは健在ですが、ひとまず窓から入る日中の日差しにホッと一息ついている今日この頃です。
さて、先日、自宅の近所を散歩していたら、お洒落な店構えをした小さなお店が新しくオープンしているのを発見!看板には、店名とともに「有機農」「ウリミル(韓国産小麦)ベーカリー」という文字が。近年、韓国で人気が高まってきている有機(オーガニック)食品の専門店でした。「ソウルのオーガニックショップ」という記事でもいろいろなお店が紹介されていますが、ついに我がトンネ(町内)にも…。そろそろ健康のことも真剣に考えはじめるようになったアラサー女子コッコとしてはうれしい限り。早速、興味津々でお店に入ってみました。
肉(もちろん国産の韓牛!)や野菜、調味料、生活用品、お菓子、ベーカリーまで、規模はこじんまりとしているものの品揃えは多彩。インスタントラーメンもあり、合鴨農法で育てた米で作った麺が特徴のラーメンや、国産野菜でとったダシが自慢のラーメン、国産小麦栽培拡大運動を展開する市民団体の名が袋に書かれたラーメンなどなど、強いこだわりを感じられる商品が並んでいて、ひとつひとつ手に取って見ているだけでも、なかなかおもしろかったです。当然、大型マートなどに比べると価格は張りますが、1.5〜2倍というところでしょうか。ちなみに、この日オーガニックショップで購入した雑穀ミックス(800g)は11,000ウォン。某大型マートでは同量のものが5,980ウォンでした。他にも国産小麦食パンやラーメン、調味料などを試してみたところ、全体的にあっさりと優しい味。刺激的な味ではありませんが、素材本来の旨みを大切にしているという感じが伝わってきました。
食の安全の重要性を訴える本が続々と出ては売れたり、オーガニックショップが増えたりと、食への関心が今までになく高まっている韓国。近頃は「エコパッサン」や新羅ホテル内の「コンチネンタル」のように、オーガニック野菜を使った料理を提供するレストランも見かけるようになりました。野菜をたくさんとれる韓国料理はもともとヘルシーなものが多いですが、安全とおいしさが加われば満足感も一層高まりそうですね。
編集部:コッコ