アンニョンハセヨ!コッコです。ソウルは今週に入り気温が急降下。11月に入ったばかりだというのに、すでに朝は何と零下の寒さ、日中も冷たい風がピューピュー吹いています。数日前までは暖かい日が続いていたので、韓国の人々もこの気温の変わりようにはちょっとビックリしている様子。韓国にお越しの際は、しっかり防寒具が必要な季節がもうそこまでやってきました。
さて、コッコは先日コネストスタッフのみんなと「百済浪漫号+テンプルステイツアー」に参加してきました。古代国家・百済(ペッチェ)の都があった忠清南道(チュンチョンナムド)の公州(コンジュ)と扶余(プヨ)の2都市を巡りつつ、韓国の仏教文化にも触れられる人気のツアー!百済時代が背景となったドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」ファンの方には特にオススメ、また「貴重な体験がしてみたい!」という方にもぜひイチオシのツアーです(詳細は体験レポートでご紹介しています)。
社会人になって初めての夏、日本の京都で宿坊に泊まったことがありました。しんとした静けさの中おこなわれる早朝のおつとめや素朴な精進料理など、たった一泊でしたが、お寺独特の文化に身を置いたことで、就職1年目、緊張やストレスで疲れ気味だった気持ちをずいぶん癒された思い出があります。そんなこともあって、ぜひ一度、韓国でも機会があればテンプルステイに参加してみたいなあと思っていました。
2009年9月15日付「編集部日記」にあったNaRoのテンプルステイ体験のように、本格的な修行が待ち構えていたらどうしよう…と参加前は不安にかられていましたが、実際は外国人向けプログラムということもあり、仏教の「ぶ」の字をかじりながら、日常を忘れてかなりリラックスした時間を過ごすことができました。
体験の舞台となった永平寺(ヨンピョンサ)は、想像以上に施設・設備の整ったお寺で快適でしたし、手作りの天然調味料で味付けされた野菜オンリーの精進料理にも満足。そしてメインイベントといえる108拝(立ったり床に伏せたりという韓国式の拝礼を108回繰り返す)も体験。翌日は少し筋肉痛になりましたが、忙しない毎日の中で何かと言い訳をつけては後回しにしている「自分と向き合う時間」も持てました。
今回、私たち以外の参加者の中には、カトリック信者の方もいて、伺ってみると時々自宅でも108拝を行っているのだとか。「仏教は“生活哲学”」と、その方はおっしゃっていました。なるほど、108拝の他にも気持ちを落ち着かせる瞑想や食生活での節制など、仏教には日常生活に気軽に取り入れられる行いがいろいろ。仏教って意外と身近なんだということも新鮮な発見でした。
ショッピングや食べ歩きも韓国旅行の魅力ですが、 豊かな自然に囲まれた静かな山寺で、普段できない異文化体験はいかがでしょうか?心と体のデトックス効果は抜群です!
(…といいつつ、ソウルに到着後、真っ先にサムギョプサルを食べに行ってしまったことを告白します。笑)
編集部:コッコ