アンニョンハセヨ!コッコです。8月も中旬となり、日本はそろそろお盆休みですね。故郷に帰ったり、旅行に行ったりと、年に1度の長いお休みをいかがお過ごしでしょうか?韓国も今、夏の休暇シーズン真っ盛り。先日、コネストスタッフ6人も休暇を利用して旅行に出かけてきました。悩みに悩んで選んだ行き先は…はるかなる東海(トンヘ、日本海)に浮かぶ島、鬱陵島(ウルルンド)。ソウル出発、朝5時半。KTXとバス、そして船を乗り継ぐ片道7時間以上の長距離旅行です。
海底火山が爆発してできた火山島である鬱陵島は、韓国では美しい奇岩が見られる「神秘の島」として知られ、人気の高い旅行先。今回コネストスタッフは初めての鬱陵島行きということで観光付きのツアーを利用しました。陸路での観光や、鬱陵島一周遊覧船、独島(日本名:竹島)見物など、3日間盛りだくさんの内容で、貴重な体験もたくさんしましたが…。
不思議なことに、その1つ1つを思い出そうとしても、非常に記憶が曖昧なのです(汗)。もちろん、豊かな自然を目にし、新鮮な空気を吸い、火山島らしい切り立った岩を眺めて感激したのは確かなのですが、鮮明に目に焼きついているものがないのです。「鬱陵島マジック」とでも名づけましょうか。これまで、いろんな場所を旅しましたが、こうした経験は初めてです。
それは、曇りがちな天気も相まって、島全体がどこかぼんやりとした雰囲気に包まれていたからかもしれません。島一番の繁華街である船着場付近には特産物であるイカの日干しがゆらゆらと揺れ、港の前のタバン(喫茶店)では手持ち無沙汰なアジョッシ(おじさん)たちがコーヒーをすする。誰一人急ぐことなく、時間に追い立てられるのは出発を知らせる船の汽笛ぐらい。若者は陸地へ出てしまって少ないため、流行やトレンドはどこへやら。少し荒々しい人々の口調と、そっけないサービス。鬱陵島にはカラー写真を撮っても、セピア色に写るような独特の空気がありました。
出発前、少なからず抱いていたリゾート地のイメージは期待はずれに終わりましたが、6人全員が鬱陵島でしか感じられない独特の雰囲気をポジティブに満喫しつつ、非常に楽しい時間を過ごしてきました。「もう1度行く?」と聞かれたら、コッコの答えはノーコメントですが(笑)。
編集部:コッコ