アンニョンハセヨ!「三寒四温」という言葉をよく耳にする、ここ最近。コートを手放すにはもう少しかかりそうですが、街行く人も大分薄着になってきました。「暖かくなってきたし、久々に遠出したい!」そんな思いに駆られたコッコは、週末、列車ではるばる3時間、前から気になっていたある食べ物を求めて、全羅北道は全州(チョンジュ)に行ってきました。
全州といえば、日本でもおなじみのビビンバが有名。しかし、今回コッコが一番楽しみにしていたのは、全州と、同じく全羅北道は光州(クァンジュ)にしかないと言われる「サンチュティギム」!
サンチュは焼肉に欠かせない「チシャの葉」。ティギムは韓国屋台の定番メニューである「天ぷら」のこと。コッコは最初、「サンチュティギム」と聞いたとき、思わず「チシャの葉の天ぷら」だと思いました。「サンチュのヘルシーさを奪ってしまうなんて、なんてこと!」と憤りそうになったのですが、実は大違い!油っこい天ぷらを、さっぱりとしたサンチュで包んで食べる魅力的な料理だったのです。
今回コッコが「サンチュティギム」を食べたのは、全北大学校の正門前にあるお店。ブログなどでもよく紹介されているお店で、狭い店内は人でごった返していました。普通の軽食屋なのですが、席について周りを見渡すと、あちこちのテーブルに鮮やかな緑が。ほとんどのお客さんが「サンチュティギム」を味わっていました!早速コッコも注文(1人前3,000ウォン)。すぐに、サクサクの天ぷらと新鮮なサンチュが運ばれてきました。タレに付けて一口でパクッ。食べた瞬間、「この組み合わせ、考えた人は天才だわ!」と思うほど、おいしかったです。この感動はぜひ現地で味わっていただきたい!
豊かな食材を利用した美味な料理が多い食の都、全州。ビビンバや韓定食(ハンジョンシッ)など、見た目にも豪華で、値段も張る料理ばかりかと思っていましたが、こんなにもチープなご当地B級グルメがあったとは驚きでした。全州を訪れた際は、ぜひ「サンチュティギム」も味わってみてください!
編集部:コッコ