皆様こんにちは、NaRoです。
日本は梅雨入りしたとのことですが、ここソウルも何だかあいまいな天気が続いております。
皆様は、こんな時に惹かれる音楽は、なんですか?
韓国歌謡界では今、90~00年代に一世を風靡したビッグネームのアーティストたちがアルバムをリリースし、
EXO-K(エクソ・ケー)
やSOL(ソル)、INFINITE(インフィニット)、
IU(アイユー)
、オレンジキャラメルなどアイドルに勝るとも劣らぬ支持を得ています。
古いアルバム(写真右)を取り出して、まさかこんな日がまた来るとは…としみじみしています。
彼らのカムバックは、そしてその成功は、おそらく韓国歌謡界にとってとんでもなく大きな出来事!
代表的な2グループを見てNaRoが個人的に感じることをつづってみようと思います。
感性バラード、R&Bで知られる2人組
Fly to the Sky(フライ・トゥ・ザ・スカイ)
Fly to the Sky(플라이투더스카이)、略してFTTSもしくは플투(プルトゥ)!
2003年の4集タイトル曲「Missing You」は、まさに韓国歌謡界に燦然と輝く不朽の名曲と勝手に言わせていただきましょう!
この曲を知らねば当時はモグリでした!
今回の「君を、君を、君を(ノルル ノルル ノルル)」は、何と発売されるやいなや、なみいるアイドルを抑え主要音源サイトのウィークリーチャート&歌番組で1位を席巻するという、まことに失礼ながら、予想だにしなかった異例の事態が起こりました!
(写真右:出典Mnet)
ファニとブライアンはこの何年か別々に活動していて、その理由は音楽性の違いから・・・などいろいろな説があったようでしたが、ひとたびこの曲を聴くと…やっぱりプルトゥは2人でひとつなのね~と思わせられると言いましょうか、シナジー効果とはこういうことかと鳥肌が立ちます。
デュオとして、おそらく数々の困難があったのだろうと邪推しますが、それらを乗り越えて復活したプルトゥは、
「やはりプルトゥ!」と言わせんばかりの深みと凄みが感じられます。
余談ですが、実はSMエンターテイメントからデビューしていて、東方神起やスーパージュニア、シャイニーら所属アイドルたちの大先輩でもあります。
説明の必要がない国民グループ
god(ジーオーディー)
2000年の「嘘(コジンマル)」、2001年の「道(キル)」を筆頭に数々の大ヒット曲を持ち、
赤ちゃんの面倒を見る育児リアリティ番組をきっかけに、韓国ではおじいちゃんもおばあちゃんも男も女も小さな子どもまでも知っていたというほど一躍全国のお茶の間にその名を知らしめた「国民グループ」、それがgodです!
ところが、いつの時代のグループにもつきものの、目指す方向性の違いなどから岐路に立たされ、俳優、ソロ歌手、タレントとそれぞれの道に進んでいき、グループとしての立場がはっきりと明かされないまま時間だけが過ぎていきました。
決定打となったのはメンバーユン・ゲサンの脱退だったと存じておりますが、まあ…色々あったのでしょうね…。
そんなgodが、約12年ぶりに完全体の5人でアルバムを出すというのだから、これが驚かずにいられましょうか!
5人がテレビ番組で久しぶりに集まって互いの気持ちを確かめ合っていたことや、このところの90-00年代ブームなどで
復活がまことしやかにささやかれていましたが、まさか本当に現実のものになろうとは!
そしてリリースされた今回の「みにくいアヒルの子(ミウンオリセッキ)」を聴いてみると―ユン・ゲサンの独白イントロで始まるところからして胸を打たれるのですが―とことんgodらしい曲!
当時を思い出し、懐かしい嬉しさと暖かいものがこみ上げて、待っていてくれた人たちへのプレゼントのような…「godらしさ」を大切にした曲のように思えました。
5月の月間音源チャートで1位になったほど、多くの韓国人がこの曲を聴いています(写真右:出典Mnet)。
余談ですが、実はJYPエンターテイメント出身で、2PMやMiss Aなど所属アイドルたちの大先輩でもあります。
この2グループに関して言えば、デビューの同期で互いに15周年記念アルバムだったこと、コンサートもあっという間にチケット完売したこと、シンボルカラーが同系色(godは空色、プルトゥは薄い空色)など、偶然にも共通点が多く、ことさら象徴的な気がします。
以前にもHOT+ジェクスキス+god+NRGの一部メンバーたちによる「ハッジェッガッアルジ(핫젝갓알지)」や、ドラマ「
応答せよ1994(응답하라1994)
」で加速した 90年代ブーム について少し書いたことがありますが、
この頃に十代、二十代だったかつてのファンたちが、いつしか就職し、家庭を築いて、社会の主要構成員になっていること、
そして、当時のトレンド的なものがもう一度巡ってきて今の十代・二十代たちにもアピールできていることなどが、
この異例(?)のヒットに関係しているのかなあ…などと感じています。
一分期からミディアムテンポのデュエット曲「SOME」が少女時代の新曲を抑えて5週連続1位と大流行し、IUがリメイクした70~90年代の歌謡曲が多数上位にランクインするなど、一寸先が読めない様相!?の今年のK-POPシーンに、久しぶりにわくわくしているNaRoです。
懐メロブームがブームに終わらず、現在のK-POPシーンに良い影響を与えているのかな、という気もします。
さらに下半期には、あのBUZZも8年ぶりのカムバックが発表され、さらに期待バロメータが加速しちゃっているNaRoなのでした!
編集部:NaRo
おまけ
パク・ヒョシン「野生の花(ヤセンファ)」とフィソンの「Night and Day」もお忘れなく!
特にNaRoのおすすめは「野生の花」
パク・ヒョシンは、「ごめん、愛してる」の主題歌「雪の華(ヌネコッ)」で日本でも知られている歌手ですよね。
このところミュージカルしているのも関係あるのでしょうか、歌い方が変わりました。
アルバムごとに少しずつ変わるものかもしれませんが…今回はガラリ!
良い意味で、NaRoは新鮮な衝撃でした。歌に感動して電車の中なのに涙が出そうになったなんて本当に久しぶりでした!