皆様こんにちは、NaRoです。日中はぽかぽか陽気も多く、去年に比べるとまったくもって過ごしやすい冬が続いているソウル。
気合を入れて冬支度をしたのに…となんだかフライング感すらある今日この頃です。
さて、K-POP歌番組で女性たちの衣装や振り付けが日に日にあらわになっていく様にドン引き状態のNaRoですが、そんな趨勢は
どこ吹く風とでも言うように、相反するように支持を集めつづけるのがリバイバルブーム。それに後押しされ、またにわかに流
行ってリバイバルブームを盛り上げもした番組がありました。
なぜ過去形かというと、この前の週末に放送を終えたからです。
それは、「ヒドゥン・シンガー(HIDDEN SINGER) 2」!
これまでプロの歌手たちのサバイバル番組や新人育成オーディション番組はいくつもありましたが、この番組の新しかったとこ
ろは、 「本物とにせものの歌唱対決」 だったということ!
本物のベテラン歌手と歌自慢の「にせもの」数人が、パネラーと観客の前でブラインドで課題曲を順番に歌い、最終ラウンドま
で勝ち残った人が優勝という内容です。
「そんなの本物が勝つに決まってんじゃん」…とか思った人?ハイ、NaRoです(笑)
ところがどっこい!!これが 本当に分から ない んです!!!
番組でも、実際にオーディションを開いて、CDが擦り切れるほどにヘビロテして研究に研究を重ねたような凄腕の「にせもの」
ばかりを厳選しているようで、CDそっくりに歌う上に、そもそも歌唱力も兼ね備えた大粒揃いなので、ラウンドを重ねるごとに
グングン難易度も上がっていくというヘヴィーさ…。パネラーには作曲家をはじめ、本物と親しいプロの歌手らがゲスト出演す
ることが多いのですが、彼らですら舌を巻くのですから、 本物が負けたことがある というのもうなずけます!
出演した歌手は、シン・スンフン、チョ・ソンモ、フィソン、キム・ユナ、IU(アイユー)、イ・ムンセ、イム・チャンジョン、パク・ジニ
ョン(JYP)、ユン・ドヒョン、キム・ボムスなど有名人ばかり!(とくに故キム・グァンソク編は興味深いものがありました。)
シーズン1に出演したことがある女性シンガーのペク・チヨンは、ヒドゥン・シンガーに出る前に自分のCDを聴き直してくるこ
とが肝心とアドバイスをしたとかしなかったとか…。
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フィソン |
シン・スンフン |
キム・ボムス |
IU(アイユー) |
ケーブルチャンネルにもかかわらず、「にせもの」の中の最強を決めるファイナルは生放送で進行され、 最高視聴率11.4% を記録!リアルタイム視聴者投票を可能にし、 投票数は120万件 にものぼったそうです(NaRoも投票しました!)。しかも優勝者は歌手デビューも決まったとか!!にせものが本物になるなんて感動です!!
NaRoはもともと「ものまね」が結構好きで、日本でも「10点、10点、10点、9点、8点…」という某番組などよく見ていましたが(分かりますかね;)、はっきり言いましょう。
これは…
この人たちは…
ものまねの領域を超えている。
ここからここまでがものまね、なんていう領域はもちろんないでしょうが、これが正直な感想でした。
本物をリスペクトするあまり模唱になっていくという「骨髄ファン(コルスペン)」もとても多く、歌手冥利に尽きるだろうなあ
と思ったり(特にフィソン編は、にせもの全員がフィソンを神のように崇拝していて印象的でした)。
同僚とお昼を食べながら「昨日のヒドゥン・シンガー見た~?」という話をすることもありましたが、懐かしい曲や知らなかったアルバム収録曲などを再び聴けたりして、そういう楽しさもあったと思います。
最近はとにかくケーブルチャンネルが元気。新しい試みや一風変わったコンセプトの番組が多く、NaRoも魅力を感じています。
この番組のPDもそうですが、地上波放送局で実力を磨いた製作者がケーブル局に移籍していくケースが多いのも関係しているのかもしれません。
日本でも有料ケーブルチャンネルで放送しているようなので、見られる方は一度見てみてください!
「ヒドゥン・シンガー3」の放送をひそかに待ちつつ、K-POPシーンが負けずにもっと「元気」になってくれることも期待しているNaRo
です。
編集部:NaRo