皆様こんにちは。春らしい春もろくに感じられないまま訪れた初夏の暑さに早くもプチバテ気味のNaRoです。
さて、最近の歌謡界も、意外にも大御所・中堅の底力でアツく盛り上がっていますね!そろそろ夏ライブが始まるシーズンですが、実は去る6月1日(土)、ソウル・蚕室(チャムシル)エリアが、日韓の大御所歌手のライブでこの上なくアツ~い夜となりました。
もともと今年の1月頃から日本のロックバンドGLAYのアジアツアーソウル公演が予定されていたこの日。全盛期の90年代にばりばり青春時代がカブっているNaRo も、「ついにGLAYが韓国に!」と初来韓をそれはそれは心待ちにしていたのですが…が、なぜか突然の中止のお知らせ!!「諸事情を考慮して韓国はスキップすることになった」との記事に、「韓国抜きにアジアツアーと言えるのか?諸事情って何!?」と少なからず衝撃を受け、悲しみに暮れたNaRo。実は同じ日に蚕室オリンピック公園のオリンピックホールで日本の大御所バンド、安全地帯もライブ予定だったので、それが何か関係しているのか?とうがった見方をしてみたり…。
ところが週明けに、ナゾはすべて解けました。5月31日~6月2日の3日間、チョー・ヨンピルのデビュー45周年記念コンサートが蚕室のオリンピック公園体操競技場で開催されたというニュース報道が!その日GLAYが使用するとされていた会場でした。
皆様…チョー・ヨンピルと言ったら(日本でも有名ですが)韓国では「歌王(カワン)」と呼ばれる、国宝級の大御所ミュージシャン。しかも齢63歳にしてこの4月にリリースした19thアルバム「Hello」が瞬く間に歌謡チャートを席巻し、売上が早くも14万枚を突破するなど、今K-POPシーンでもっともアツい歌手の代表格ではありませんか!
GLAY vs チョー・ヨンピル…そりゃあさすがのGLAYも引き下がるしかありませんわ。
|
|
|
韓国では「歌王」と呼ばれる |
音楽サイトMelOnチャート 音源部門5月8位 |
音楽集計サイトHanteoチャート アルバム部門6月1位 |
でも、じゃあ他の会場はなかったのか?現在韓国の室内コンサート会場でもっとも大きいオリンピック公園体操競技場(14,730人収容)がダメでも、野外でもっとも大きい蚕室総合運動場(オリンピック主競技場)(69,950人収容)があるじゃないか?ところがどっこい、同じ日の蚕室オリンピック主競技場でも、これまた大御所イ・ムンセ(54歳)のデビュー30周年記念コンサートがあったのです!(BIGBANGがイ・ムンセの代表曲「赤い夕焼け(プルグン ノウル)」をリメイクしたことがあるので、それでご存知の方も多いかも?)
GLAYと言えば、最盛期には幕張20万人ライブなども話題になった「超」エンターテイナーなバンド。そんじょそこらの会場での公演はありえないと思っていましたが、どちらの会場もアウトとなると…これは日を改めるかキャンセルかしか残されていなかったのかもしれませんねぇ…。NaRoはすごすごと納得した次第です。
|
|
蚕室総合運動場(オリンピック主競技場) |
オリンピック体操競技場 |
不朽の名曲を数多く世に送り出し、男女ともにシンドロームともいえる支持を受け続けるチョー・ヨンピルとイ・ムンセ。チョー・ヨンピルのコンサートには、平均年齢58.5歳とされる元祖「オッパ部隊」のおば様方が大挙して来場し、「永遠なるオッパ」の健在ぶりを再証明する盛り上がりとなったそう。またイ・ムンセのコンサートには、ユン・ドヒョン、キム・ボムス、イジョン、ホ・ガク、ヤン・ドングン、ソン・シギョン、キム・ワンソン、キム・テウなど多くの後輩歌手たち(このラインナップだけでも興奮ものですね)がゲスト出演する派手な構成だったようです。
NaRoとて、夏ライブのスタートを華々しく切った大御所歌手のコンサートにも興味をそそられないはずはありません。あらかじめ知っていたらと残念な気持ちにもなり…。GLAYは次の機会を気長に待ちつつ、ひとまずチョー・ヨンピルのソウルアンコール公演の開催を期待してみるのでした(イ・ムンセの曲はミュージカル「若さの行進」でも楽しめるようなので、そちらで自分を慰めてみるのも良いかもしれません)。
イ・スンチョルやイ・スンファン、シン・スンフン、イ・ソラ、ユン・サンなど、大先輩に触発されたミュージシャン勢の活躍も期待され、わくわくする今日この頃。ライブ予定の歌手も多いので、この夏、どれか1つは行ってみたいものです。
皆様も機会があれば、ぜひぜひ韓国でアツい夏を満喫してみてください!
編集部:NaRo