皆様こんにちは、NaRoです。ソウルはすっかり秋も深まり、落ち葉に混じって銀杏の実がちらほら見え隠れしています。まさに芸術の秋！…というのは後からとってつけた理由ですが(笑)、先日、訪韓中だった母のリクエストもあって、2009年から行なわれている人気ミュージカル「ファラン」を見に大学路(テハンノ)に行ってきました！ファラン(花郎)とは、古代王国新羅(356～935年)に実存したとされる、容姿端麗・文武両道な良家の子息で構成された青年組織のことです。(韓国ドラマ「善徳女王」でも出てきましたね！)
- 時は華やかな新羅時代。物語は、それぞれの理由から首都ソラボル(現在の慶州)に上京しファランに志願した５人の青年たちを中心に展開します。姿も性格も育ってきた環境もまったく異なるうえに、家族関係や誰にも言えない秘密など五人五様の悩みを抱える「くせ者」ぞろいで、ファランの本試験「ピジェ」を控えてチームで日々鍛錬に励むも、５人はいつもぶつかり合いすれ違ってばかり。しかし寝食をともにしながら互いの内面に少しずつ触れ、心を通わせ、やがて自分自身にも向き合っていくようになります。そうして５人はファランになくてはならない勇気や、友を信じる心、親を敬う心、祖国を思う心をつちかっていき、ピジェに５人揃って臨みます。
「甘いマスクと鍛えられた肉体を兼ね備えた俳優が華麗な舞台を繰り広げる、ミュージカル「ファラン」。
2009年の初演以来多くの女性の心をとらえてきた、新感覚の韓流・パフォーマンスです。
(中略)青年たちの魅力的な武術や踊り、迫力の演技に、誰もが引きつけられること間違いなしです！」
(コネストツアーページ紹介文より)
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いやいや、まさにこの紹介文の通り！
最初「イケメン」というフレコミに、「実力はどうかな～」と理由もなくうたがってかかっていた自分が恥ずかしいくらい、歌も演技もハイレベルな役者さんたちでした！(踊りはちょっぴり苦手そうな人もいましたが) 時に笑いあり涙ありで、特に息の合った武芸の掛け合いにびっくり。迫真の演技と歌唱力に終始圧倒されまくり！
(ネタばれ)途中団体で半裸になって踊るなど「こっぱずかしい」女子ウケ狙いな演出もありましたが(笑)、全体的に武芸を取り入れた群舞でパワフルかつ美しく、練習量も半端なさそうな構成！K-POPアイドルと通じる、「とことん頑張る」ハングリーさとプロ根性を感じました。
注：写真はスマホなのでパルカ(足で撮ったようなヘタクソなカメラワーク)です…。
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公演後、カーテンコールは
撮影OK |
会場が大きくないので
至近距離 |
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日本語字幕などはなく韓国語オンリーですが、あらすじさえ分かっておけば十分楽しめる内容ですし、とにかく見ごたえ抜群！
これまでK-POP歌手が出演するミュージカルをいくつか見てきましたが、どんなにうまくてもみんな本業のかたわら出演している分やっぱりある程度の「お愛想」はあって。けれどこちらはアイドル然としていてもみんなプロの役者さんなので、安心感があります。
韓国のミュージカルや演劇はレベルが高いと評判ですが、こんなに粒ぞろいなら未来は明るいかも！？(←偉そう)
とはいっても観客はやっぱり若い女の子ばかり(笑)なので、公演中は役者と触れ合えるコーナー、公演の後は抽選で記念撮影タイムなど「ファンサービス」もあり、みんなお目当ての役者さんのために通っているような印象もありました。
K-POPアイドルがここまで日本で人気になった最大の理由には「身近さ」があると思いますが、ブームになりすぎて本人と「お近づき」というわけにはいかないもの。その点こちらはずっと距離が近いので、K-POPアイドルが好きだけど他の韓国男子にも興味深々！という方にもいいかもしれません(笑)
もちろん、普通にミュージカルが好きな方にも、NaRoのように母娘で気ままに韓国ミュージカルを楽しみたい方にも、ぜひおすすめしたい作品です。
編集部：NaRo
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