皆様こんにちは、NaRoです。朝晩はぐっと気温が下がり、秋のはじまりを実感する今日この頃です。
さて、今日のお題は、「テンミニッツ」。
昨日あるポータルサイトの検索語ランキングに浮上した、こちら「ティアラ テンミニッツ」の文字。
T-ARAといえば、上半期、(真偽のほどはともかく)メンバーが集団で新メンバーをいじめていたというニュースが世間を騒がせました(→詳しくはこちら)。上半期を代表する芸能界のイシューとなったわけですが…。
いや~な予感に思わずクリック。すると…。
ビンゴ。
10分?イ・ヒョリの代表曲?
いえいえ、イ・ヒョリは正解ですが、この場合はテンミニッツ違いです。
【テンミニッツ(10 minute)】
問題の中心にある特定の歌手が舞台に上がる10分間、応援用のペンライトの照明を消して、いかなる歓声も送らない観衆の無反応を称する言葉。多くのアイドル歌手のファンクラブが一堂に会する「ドリームコンサート」で、ファンクラブ同士の摩擦からくる観客の対応からこのように呼ばれる。
(『NAVERオープン辞書』より)
このたび新曲を引っさげて活動を再開したT-ARA。ところが、済州島(チェジュド)で開催された某K-POPコンサートでのステージ中ずっと、観客の総無視を受けたというのです。客席からは、脱退したリュ・ファヨンのコールも聞こえたとか。T-ARAはその日2曲を予定していましたが、1曲でステージを降りるはめになったそうです。
NaRoは、これまでにあったテンミニッツに偶然にもすべて立ち会っているのですが…。
とたんによみがえる過去…。
テンミニッツの背景には、公式サイトの掲示板への誹謗中傷テロや、シンボルカラーやファンクラブ指定モチーフの盗用など、ファンクラブ間のさまざまな摩擦が関係しています。けれどT-ARAの場合は、2PMと似たケースのようです。当時いわゆる「ジェボム事態」で世間を騒がせていた2PM。ドリームコンサートで、客席中から脱退したリーダーパク・ジェボムのコールが鳴り響いたのをよく覚えています。(2010年ドリームコンサート観覧記)
テンミニッツは、2008年の少女時代からはじまったとされています。(2008年ドリームコンサート観覧記)
NaRoが知る限りでは、少女時代のファン(男性)がSUPER JUNIORのファン(女性)と争い怪我を負わせたという事件をきっかけに、少女時代のファンクラブに対する他ファンクラブの不満が一気に爆発、東方神起(カシオペア)・SS501(トリプルエス)・SUPER JUNIOR(エルフ)のファンクラブ連合「カトエル」が団結し、少女時代のステージ中にペンライトを消し、他のガールズグループのコールをするなど、集団沈黙デモを行なったとのことです。
客席のほとんどを当時3大ファンクラブだった彼らが占めていたので、この時のようすは通路で見ていたNaRoも鳥肌ものでした(悪いことはできないですね)。
~少女時代テンミニッツのようす~
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韓国のファン文化はそれなりの歴史があり、ファンクラブ同士の無言の決め事、暗黙のルールや、ファンクラブ間で互いに守る見えない境界線があります。その和を乱すグループが、毎年ターゲットにされてきた印象です。しかし結局はまた同じことが繰り返されるだけで、何の解決にもなりません。世間から韓国ファン文化の質の低さを露呈したとバッシングされるのがいいところです。
T-ARAのいじめ騒動の真偽は分かりませんが、最近はテンミニッツの噂が流れても実行されない雰囲気だっただけに、今回起こってしまってとても残念です。何より…これはほんとに、その場にいるだけでも後味が悪いんですよね。
K-POPのいちファンとして、K-POPシーンやアイドルグループたちへの反感が膨らむのではと懸念してしまう次第です。
編集部:NaRo