日本よりはかなりマイナーですが、韓国にも競馬があります。今日は先日久しぶりに訪れたソウル市のお隣、果川(クァチョン)市にある競馬場「レッツランパーク ソウル」を紹介したいと思います。
韓国は日本に比べギャンブルへの規制が厳しく、公衆の電波による宣伝等ができないため、競馬中継も無く、競馬人口は日本に比べ圧倒的に少ないですが、それでも競馬場はたくさんのお客さんでにぎわっています。
韓国競馬は4年前に始まった国際招待競走のコリアカップ(GⅠ)を創設以来、国際化が進み年々競走馬の実力が上がっていることが顕著に見られます。まだまだ日本の一流馬と互角に戦えるレベルにはありませんが、いつか日本の競馬場にも韓国の馬が出走する、そんな日も遠くないように思います。
では、早速競馬場へ。
こちらが「レッツランパーク ソウル」のコース。日本の競馬場と違い芝コースが無くダートコースのみです。なので日本の地方競馬に近い感じがします。
こちらがレース前の馬の状態を見るパドック。寒いのでお客さんはそれほど多くなく、ちょっと寂しい感じもしましたが、ゆっくりと馬の状態を確認することができました。
本日のメインレースは一番高いクラスの馬が出走する1等級のレース。昨年の国際招待競走のコリアカップを優勝し、韓国版有馬記念ともいえるグランプリも勝ったムナクチーフ、そして一昨年のソウルの最強馬チョンダムドッキが対決するということで戦前から大きな盛り上がりを見せました。
馬を下見したあとは、馬券購入へ。馬券の種類は日本とほとんどのものが同じです。ただし馬券の券売機にお金を入れて馬券を買うのではなく、窓口で馬券購入用のバウチャーを購入してから、馬券を買うのがちょっと違うところ。
馬券購入の機械には日本語の表示もあるので韓国語がわからなくても大丈夫。またインフォメーションには日本語の馬券購入用のマークシートもあります。
このレースはハンデキャップ戦のため斤量の軽いチョンダムドッキが1番人気。ムナクチーフは2番人気。馬券はムナクチーフの単勝(買った馬が1着になれば当たり)を購入してみました。
いよいよレースが発走。レースは大方の予想と反しムナクチーフが逃げる展開、そしてチョンダムドッキが2番手につけその他を大きく離す展開でレースは流れます。
最終の4コーナーまで2頭が後続を離し直線へ。直線に入るとムナクチーフがチョンダムドッキ以下を完全に離して先頭へ。ゴールまで余裕をもっての先頭ゴールイン。2着はチョンダムドッキが死守するのかと思いきや最後は伏兵のプラインミューニンに追い抜かれ3着。人気の2頭でのワンツーとはならず場内はどよめいていました。
買った馬券は的中!(なかなか当たることは無いのですが)倍率は2.1倍と安いので大きく儲かったわけではないですが、駐車代や入場料が浮いたので楽しく遊べましたかね。
5時半も過ぎると薄暗くなり夕日が綺麗な競馬場。今日は珍しく気分も良く!?帰れそうです。今年も9月にコリアカップが開催されるなど年々海外からの注目が増す韓国競馬。レースの迫力満点で気軽に1~2時間の滞在でも充分に楽しめるスポットです。時間があったらまた遊びに行きたいと思います。