個包装天国、 日本。
それはありとあらゆる分野にまで徹底され、かゆいところに手が届くすごい技術と気配りだと思います。
でも、それに慣れてしまうと、韓国での生活が少し不便です。
特に野菜。
結構丸ごとなので、量が多いです。
一人暮らしの人なんて、この世の中にはいないと思ってませんか?という位、大胆に丸ごとだったりします。
**こちらのセロリ、これ全部で1,000ウォン(約100円)
外食業界にはおひとり様旋風が巻き起こってますが、流通業界にはまだまだのようです。
なんせ、あれもこれもデカイ。
さらに土が付いてますし、虫がついてますし、黄色くなって食べられやしない部分もそのままなので、下準備が大変です。
**夏に登場するニンニク。この大きな束で1万ウォン(約1,000円)。もちろん購入経験ありません
ようやく下準備ができたら、今度はすぐに使わない分を冷凍に。
ここまでくるとかなり、クタクタです。
できるだけせっせと冷凍して、無駄にしないよう努力したいのですが、すぐに限界。
もったいない < 面倒ください
だったら、しなければよい=自炊から遠のいていくばかりです。
韓国での暮らしを検討中の方は、韓国語の次に野菜の保存法をぜひ。
**スイカも一玉から!
しかし、お陰で覚えた韓国語があります。
1斤(한근:ハングン、約600グラム)。半分だと반근(パングン)。
量り売りが多いので、八百屋や肉屋では必須単語です。
肉屋や魚屋の量り売りも種類>切り方>グラムを言わないといけないのでハードルが高い。
「豚のバラ肉ください」というと「何作るの?」と聞かれて、その料理に沿った切り方にしてくれるのですが、そこまで考えてなかったり、韓国料理じゃないから説明できなかったり、そもそも料理得意じゃないから、そんなこと聞かれてもさ、とドギマギするので、もう長らく行ってません…。
もちろん、近代的な大型マートに行けば、最近はそうでもないのですが、天の助け、一人暮らしの救世主、個包装はまだまだ少ないのです。
余談ですが、中高老年の女性のアルバイトに「ニンニクの皮むき」「栗の皮むき」があるようです。丸ごと売り韓国らしいなと思います。
従って、私は野菜との距離を置くことになり、単位の小さい、モヤシ、エノキばかり摂取しています。
「丁寧な暮らし憧れ」がありますが、韓国では(でも)無理です~。
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登山でもスイカを切って持ってくるのではなく、やはり丸ごと。包丁付き!
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こちらの男性、下山時まで(つまりほぼ一日)スイカを持ち歩いていたというから驚き。
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