紅葉がきれいな季節になりました。韓国では10月を過ぎると朝晩と昼間の寒暖の差が激しくなり、特に山の紅葉はとても美しいと評判です。登山ルックで山に繰り出すアジョッシ・アジュンマたちで地下鉄がごった返す時期でもあります(笑)。
インドアな私は山には出かけないのですが、秋は行事が豊富なので、家にこもっていてはもったいない!今年は9月から10月にかけて景福宮(キョンボックン)に出かけることが何度かあり、改めて景福宮の魅力を感じたのでご紹介したいと思います。
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9月の秋晴れのある日、ふらりと景福宮へ
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景福宮への道中、景福宮は昔ながらの道なので、危なくないよう歩きやすい靴で
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景福宮慈慶殿茶道体験イベント
ずっと気になっていた韓国の茶道、茶礼の体験イベント。韓国の様々な茶道団体が持ち回りで開催しているようです。この日は、男女共に大人用の韓服(ハンボッ)を貸し出してくれ、着付けも手伝ってくれました。
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会場は慈慶殿(チャギョンジョン)
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体験の様子は外側から見学できます
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2部制で、午後1時からは予約制、私は当日参加が可能な午後2時半から参加しました。道具の説明からはじまり、お茶を淹れます(韓国語)。説明を聞きながらだったのですっかりさめてしまいましたが、おいしい緑茶とお餅でした。
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しつらえ
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わかりやすい説明でした
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茶葉を急須にいれて…
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食べ応えのあるお茶菓子のお餅
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カフェ「生果房(センクァバン)」
3月から10月まで焼厨房(ソジュバン)の生物房(センムルバン)で行われているカフェ。韓国の伝統茶のほか、韓菓(ハンクァ)のセットも販売しています。とても雰囲気のよい調度品のしつらえと、チャングムのような格好をした女の子たちがお給仕してくれ、お値段は高めですが、大満足のカフェ時間でした。
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右側で注文して、左側に靴を脱いで上がります
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雰囲気の良い客室
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生脈茶、少し酸っぱくて好みでした
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お給仕の女の子たち
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宮殿の王室図書館「集玉斎(チボッチェ)」
3月から10月まで開放されている小さな図書館。朝鮮王朝第26代王・高宗(コジョン)の書斎だった場所だそうです。朝鮮時代の歴史関連資料をはじめ、子ども向けの易しい本から学術的な難しい本まであります。
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集玉斎の外観
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こぢんまりしています
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日本語や中国語の本もあるので、観光で来られた方も楽しめると思います。景福宮内が広く、私は迷ってなかなかたどりつけず…午後4時までなので、あまり長居できなかったのが残念でした。
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高宗の肖像
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やはり高宗についての本が豊富
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日本語や中国語の本も
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座って読むことができるスペース
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水刺間〈視食公感〉
こちらもずっと気になっていた景福宮の焼厨房で食事ができるイベント。王侯貴族気分で、フュージョン国楽を聴きながらお弁当をいただきました。残念ながら外国人向けの予約日程はないのですが、ぜひこの先作って頂けたらなと思います。
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入口で受付をします
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時間になると、集まってから移動
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会場は外焼厨房
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自分の席
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この日は秋夕(チュソク)の連休(入場無料)だったので、とても人が多かったです。景福宮の入口で受付したあと、はぐれないように緑の韓服の方についていきました。完全予約制なので、席もあらかじめ決まっています。
一度行ったから…とその後訪れる機会がなかった景福宮でしたが、今年また訪れ印象がずいぶん変わりました。このほかにも、王宮守門将交代儀式はもちろん、王家の散策や慶会楼(キョンフェル)一般公開、夜間特別観覧など、見所がたくさんあります。1日中観光できて、また何度も訪れたくなる古宮です♪
編集部:ふぐやん