KTXをほぼ毎日利用しはじめ、早3年が経ちました!その間、利用しながら変わったなと思うことがいくつかあり、少しまとめてみたいと思います。
コネスト編集部日記「KTXで通学・通勤」>>
社内アナウンスの変化
ご存知、韓国では地下鉄などで携帯電話を使って話すのは普通の光景。しかし、KTXでは2年ほど前から「車内では携帯電話はマナーモードに、携帯電話の通話は車両間の通路をご利用ください」とアナウンスされるようになりました。もちろん、中には遠慮なく車両内で通話をする人もいますが…通話のために席から立って車両から出る人も増え、マナーが向上したなと感じます。
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4分遅れの表示
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出口方向のアナウンスは進行方向に向かって
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また、以前は終点前の降車前のアナウンスが「今日も良い一日をお過ごしください」などの通り一遍、紋切り型だったのが「今日もたくさん笑って、幸せな一日をお過ごしください」などと乗務員によって違うアナウンスがされるように。今日のアナウンスは、と密かに楽しみにしています♪
降りる出口方向の案内もされるようになりました。KTXは車両の両方に出口がついており、以前はどちらの出口が開くのか、駅にかなり近付かないとわかりませんでした。この時間はいつも利用しているので左側、と思っていても稀に変更されることがあります。私はかなりせっかちな性格なので、降りる方向がどちらかわからないと落ち着かないこともしばしばです(笑)。
SRT開通による変化
当たり前ですが、時刻表が変更!よく利用する時間帯の時刻表が頭に入っていたので、開通しはじめた頃はとまどったことも。天安牙山(チョナンアサン)駅のようにKTXもSRTもどちらも停車する駅では、乗車の際に誤って違う列車に乗らないよう気をつけないといけません。SRTの車両は、開通前は試運転もかねて龍山(ヨンサン)駅行きで使われていました。
以前は線の違いによってソウル駅と龍山駅どちらかに停車するKTXしかありませんでしたが、どちらにも停車するKTXが登場しました。SRTを予約できるアプリが新しくでき、KTXを予約するアプリも変更(コレイルトクプラス)になりました。
KTXのアプリでも、ソウル駅と龍山駅のどちらかに行き先を選択すると、あわせてどちらも表示されるようになったので便利です。
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ソウル駅~天安牙山駅行きを調べると、龍山駅発も薄く表示されています
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「マイページ」がわかりやすく、ポイントも貯まります
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SRTのアプリ画面
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乗車位置も統一されました。以前はKTXとKTX-山川(サンチョン)では車両数が違うために、それぞれ別の乗車番号が足元につけられていました。統一されたので、KTX-山川では車両が前方に偏って停車します。事前に確認していればわかりやすいのですが、初めて乗る方はご注意を!
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水西(スソ)駅発のSRT
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天安牙山駅のSRTチケット売り場(KTXとは別です)
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SRTにも二台連結した列車があります。乗車時は要注意です!
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KTXのアプリでは
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REXが購入不可に
空港鉄道 A’REXが開通してしばらくたってから、KTXのアプリでも A’REXチケットが購入できるようになり、またできなくなりました。仁川(インチョン)空港から天安まで高速鉄道に乗って帰る私にとっては、しっかり心に留めておくべき出来事です。以前は天安牙山駅からソウル駅まで行き、ソウル駅から仁川空港へ行くKTXに乗り換えることもできたのですが、便数がかなり減っています。
ソウル駅でKTXから A’REXに乗り換える場合、KTXから降りてホームから2階に上がり、A’REXの乗り場までかなり地下に潜らなければいけません。ソウル駅ではかなりの乗客が降り、移動に時間がかかりますし、重い荷物を持っている場合はなおさらです。当日 A’REXのチケットを買う場合は窓口が混んでいることも多いので、乗り換える時間は20分以上見ておくのが無難です。
ちなみに、仁川空港からの地方行き長距離バスは旅行者にはオススメできません!どうしてもの時以外はソウル駅までA’REX、ソウル駅でKTXに乗り換えて帰ります。理由は運転が荒い、時刻表どおりに来ない、バスの表示がわかりにくい、歩道に出て手をあげて止める必要があったりで危ない、深夜だと満員で乗車拒否されることがある、自分で荷物入れを開けスーツケースを入れる必要がある、その場で現金払いのみ可能、運転手と話す必要があるので韓国語必須などなど…。
KTX車内で充電が可能に
もともとバッテリーそのものを有料で充電できるサービスはありましたが、充電器をつなげられるプラグが設置されました(詳しくはNOW!ソウルにて)。韓国では、充電できるようあちこちにコンセントが設置されていたりするので、充電器を持ち歩くと便利です。
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KTXの窓際に設置されたコンセント
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バッテリー充電器具、1回千ウォン
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東大邱駅のバッテリー充電機器
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珍しい!シートの色が違う椅子
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故障中の自動販売機
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以上、KTXで通勤・通学2でした。長距離移動に慣れているからか、KTXの駅があればどこへでも割と気軽に出かけます。1日で韓国北西の仁川から南東の東大邱(トンデグ)まで移動したことも。これからもKTXを利用しながら韓国のあちこちの都市を訪ねてみたいです♪
編集部:ふぐやん