着物が大好きなので、韓国の伝統衣装・韓服(ハンボッ)にも興味津々です。昨年夏、ひょんなことから韓服を買うことに。思えば何度か借りて着てみた後の、満を持しての購入だったのかもしれません。ほかの方の参考になるかもしれないので、ありのままに書いてみます。
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韓服家(ハンボッチッ)と呼ばれる韓服を扱うお店
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色とりどりの布と小物たち
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東大門(トンデムン)の地下商店街でディスプレイされた韓服を眺めていたら、ある店で強烈な呼び込みにあいました。一般的な韓服(ポリエステル)を買うならいくらか聞いてみると、20万ウォンとの返事。その店を離れようとすると「いくらならいいの!?じゃあ15万ウォンにするから!」と破格値に!
買うつもりではなかったのですが、ついつい店内に吸い寄せられていきました。以前レンタルして着て、気に入った韓服の写真を見せながら色あわせを伝えます。
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結婚式での韓服
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安く借りた韓服
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観光の合間にレンタル
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結婚式というと薦められる配色
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色合いは似ていますが、バリエーションが
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チョゴリが長くなると大人っぽい?
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結婚式での韓服の相談にのりなれているおばさんは、伝統的な配色や流行を強く勧めてきます…。私は自分が気に入って、流行に関係なく、年齢が許す限り長く着られるものを作りたかったので、根気よく希望を伝えました。着物に例えるならば小紋のような、ちょっとしたお出かけ着でありつつ、きちんと感があり、個性もあるものにしたかったのです。
色選びをしているうちに、だんだん乗り気になってきて、購入を決意。おばさんも、チョゴリの分の布を切り「さあ、切ったからね!(買いなさいよ!)」とまくしたてます。採寸をすませ、注文票をもらい、前金を支払いました。宅配にて一週間で配送可能とのこと。別に急いでいないからあわてて作らなくてもいいし、もっとゆっくり配色を選びたいけど…と思いつつ。
でも、あとからあの組み合わせで本当に良かったのか後悔しないか不安になり、また布に飾りが何もないのがさみしく、目当ての買い物をすませたあとにもう一度お店に戻りました。カウンターのあちこちに広げたり積み上げたりされているカタログを見て、同じような配色や組み合わせがないか探しましたが、20冊以上見てもありません!
「なんで戻ってきたの?」とおばさんからちょっと邪険にされつつ、めげずに自分が頼んだもののイメージがつかみたくて…と話しますが、ないよ!とばっさり。カタログは、結婚式用の韓服のものなので、基本的に同じようなイメージが多く、そのカタログにあるものすべてを作れるわけじゃないとのこと。ノリゲ(アクセサリー)はここに置いてあるものが全部?と聞くと、ここで選ぶのではなくて、1万ウォンであうもの組み合わせてあげるから、と言われます。
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布の取り合わせ
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手作りのアップリケのようなペチス(飾り)
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送られてきた韓服!
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じゃあ、ディスプレイで置いてある、韓服についている刺繍の飾りをつけたいというと、それもないよ!とばっさり。今あるのはこれだけ!と箱を持ってきて見せてくれ、気に入る飾りがあったのでいくらか聞くと1万ウォンとの返事。こんな小さい飾りなのに1万ウォン?と悩む…。つけたくなったら電話してくれたらいいから、と言われ、とりあえずその場をあとにしました。
後日送金に関する電話でも、いきなり料金が当初より高くなったりひと悶着ありましたが、ほぼ一週間後に韓服が宅配で送られてきました!喜んで中を確認し、韓服を着てみようとしましたが…韓服用の下着がない!そうか、下着は別売りだったんですね…下着、靴がないと外で韓服は着られないかも…。
再度、買ったお店で聞いてみると、ワンピース型の下着は3万ウォン。共布でかばんを作る場合も1万ウォン。鞄のデザインは一種類しか選べないとのこと!お店の人に、下着はTシャツとか適当なもの着れば〜と言われたのですが、一応ゾゴッだけネットで買いました。ファスナーのとめ具が片方ないなど、縫製は良くなかったです!
お茶会のときに韓国の先生方が着ている高級そうな絹の韓服と比べると、やはり生地が違うからか広がりやすくシワになりやすかったです。ドレスのペチコートのようなふわっと広がるスカート型の下着もあるのですが、お茶のときに邪魔になりそうだったので買いませんでした。
後日、やはり韓服にあうカバンもほしくなり、東大門総合市場でぶらついていると、かばんの種類が多い店を発見!ほとんどのお店でカバンの種類は選べない、一種類しかないと言われる中で、そこは7種類以上も豊富です。
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様々な形のかばんが!
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色とペチスの組み合わせでオーダー
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完成品!思い入れもひとしお
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そして、接客のおばさんがとても丁寧で親切で、こちらの話を親身に聞いてくださいました。そこでカバンを自分好みでオーダーすることができ、大満足。鞄本体(布代)1万ウォン、作る代金が1万ウォン、飾り(ペチス)大5千、小3千ウォンでほかにノリゲも買ったので、まけてくれました。
流行の変遷や、ノリゲの組み合わせのほかにも、ウエストをシェイプしてイメージを変えたりなど、様々なコーディネートも親切に教えてくれました。靴はどうしたら?という質問には、楽な靴を履いたらいいよとのお返事。あまり見えないし、広がらない靴は足が痛くなって大変よ、とのこと。
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ウェストに巻いてイメージを一新!
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真ん中のものが伸びるのでオススメだそう
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はじめからこちらのお店で買えたら気分良く買い物ができたのに…でもあの強烈な呼び込みがなければ、韓服購入にはいたらなかったのかもとも思います。最近は韓服を着る若い女の子が増え、韓服で行動できる範囲も広がってきたようです。
これからも機会があれば韓服で出かけて、韓服のコーディネートも楽しめるようになりたいです♪
編集部 ふぐやん