｢2015年はきな子にとって12年に一度の最高の運気。恋愛においてはモテまくるだろう｣
日本の友人からノストラダムスの大予言の様なラインが送られてきたのは2014年の暮れでした。
そして、現在2016年3月。
結論から申し上げますと複数の韓国人男性から好意を寄せて頂きました。
そしてその全てと何の発展もなく終わりました。
今日はそのうち特に印象に残っているA君の話しをしようと思います。
A君とは友人に呼ばれた食事会で偶然知り合いました。
そこで連絡先の交換をし、その日を境にA君からの怒涛のカカオトークが始まりました。
昼夜を問わずメッセージが届き、返信しなくても次のメッセージが届き、返信を送ると0.5秒後くらいに返信が来ます。
いずれにしても怒涛のメッセージ攻撃だったわけです。
また時々A君の｢MYベストセルカ(自撮り)｣が送られてきて｢どう？｣と感想を求められます。
そして出会って二日目にして｢次いつ会える？今週の土曜日はどう？｣とお誘いが来ました。
皆様ご存知の通り、韓国の冬は長く厳しいです。あまりの寒さに外出する気が起きず
｢土・日は用事があるんだ。ごめん。｣と断ると…
A君(以下A)：じゃあ月曜日は？
きな子(以下き)：ごめん。友達と約束があるんだ。
A：じゃあ火曜日は？
き：ごめん。オンニ(仲の良いお姉さん)と約束があるんだ。
A：じゃあ水曜日は？
き：ごめん。トンセン(年下の友人)と約束があるんだ。
A：じゃあ木曜日は？
き：ごめん。会社の飲み会 があるんだ。
A：じゃあ金曜日は？
き：ごめん。家主に家賃払いに行かないといけない。
A：じゃあ･･･以下同上
断られても断られてもめげずに立ち上がる姿は、殴られても蹴られても
非暴力で立ち上がったインド独立の父・ガンジーを彷彿とさせます。
韓国のガンジーの誘いをどうして断れましょうか。
気づいたら弘大(ホンデ)で会う約束が取り付けられていました。
そして当日弘大で食事をした後、A君は｢お勧めのカフェがあるからそこに行こう｣と言い出しました。
そのお勧めのカフェとはなんとあのAnn houseではありませんか！
|
| Ann house 内観 |
ピンクと白を基調とした超ラブリーかつメルヘンな店内は全室な！ん！と！個室です。
同性同士でもかなり照れくさいお店に初対面に近い、しかも男性に連れてこられた私は
ビビって怖気づき、気付いたら意味不明な事を口走りながらほうほうの体で逃げ出していました。
O’sulloc tea houseの前で追いつかれ、｢ここなら良いよね？｣と言われO’sulloc tea house 弘大店に入店することに。
席に着いたA君はipadを取り出し、ゲームをしようと言ってきました。
ゲームは苦手ですがエア・ホッケーだったのでこれなら出来ると思い二人でやり始めました。
結果、完膚なきまでに叩きのめされました。
ゲームが始まるとA君は人が変わり、ゲーム初心者の私にも容赦はしません。
５回やって５回とも徹底的に叩きのめされました。
再起不能なまでに叩きのめされた私はなぜか急に悲しくなってきました。
メルヘンなカフェに連れて行かれそうになり極寒の中で弘大を爆走し、周囲の人にはカップルと思われた挙句
ゲームでは叩きのめされ･･･気付いたら目に熱いものがこみ上げてきました。
泣いているのを悟られないため｢会社から電話が来た｣と嘘をついてお手洗いに駆け込みました。
目から大粒の涙を流しながら友人に電話をしたところ、なぜ泣いてるか状況が把握できない
友人はびっくり！
｢きな子、落ち着いて。何があったのか話してごらん。｣と言われたので、号泣し嗚咽しながら
｢よく知らん人にゲームで負けた｣とだけ言ったら爆笑されました。
極度の緊張と極度の寒さは人間の神経を蝕むものです。
一通り泣いてトイレで平静を取り戻した私は何食わぬ顔で席に戻り、A君に
｢腹痛でたまらん痛さだから家に帰る｣と嘘をつきました。
家まで送っていくという申し出を固辞し、ゆっくりお茶していってと言い残しカフェを後にしました。
A君に会ったのはそれが最後です。
韓国人男性は女性に対してとてもストレートに気持ちをぶつけてきます。
そんな相手をカフェに置き去りにするなんて失礼すぎてあの時の自分をブン殴ってやりたいです。
今でも弘大辺りを通ると当時の事を思い出してホロ苦い･･いえ苦すぎる気持ちと罪悪感が押し寄せてきます。
A君、あの時はごめんなさい。
さて、冒頭で触れた｢2015年きな子モテモテうはうは説｣ですが、2015年はこの様な感じで１年が終わってしまいました。
12年に一度の最高の運気でこれなら、残りの11年は一体･･･。
【関連情報】
恋愛韓国語
男女の微妙な関係を表す韓国語
韓国カップルのミルタン(駆け引き)
韓国のカップル文化
韓国カップルのイベント事情
編集部：きな子
このスタッフのおすすめ記事
