2007年初筆入れのミキです。読者の皆さん、新年にたくさんの幸福を受けてくださいね(韓国風)。今年の編集部日記も、徒然なるままに綴っていく予定ですので、軽い気持ちでサクッと読んでいただけたならこれ幸いです。
ところで私、前厄なんです。と書くと歳がバレてしまいますね。はい、数え歳で32歳ですね。日本にいる同級生の中には、厄払いに行ったよ〜なんて人もいて、韓国在住の私としてはどうしていいものか悩みのタネなのでございます。
そしてふと思ったのです。「数え歳制度の韓国だからこそ厄年、厄払いがあるはずだ!それならここはひとつ韓国流の厄払いをしてやろうではないか、ムハハハハ〜。」思い立ったが吉日。コネストの韓国人スタッフに厄年について尋ねてみました。ところが「厄年?」と皆がみな首をかしげるのです。「聞いたことはあるような気もするけど〜」と弱きな答え。どうやら、厄年という概念が存在するにはするけれど、あんまり普及していないようです。
その代わり韓国では「サムジェ(三災)」といって、いわゆる凶年、厄年みたいなもんですね。それが干支によって決まっているらしく、2007年の三災は「巳・丑・酉年」だそうです。幸いこれは免れました。
干支といえば年末から盛り上がっているのが「黄金の豚」。今年の干支は豚(日本では猪)で、しかも600年に1回の「黄金の豚年だ〜!」というのです。豚は韓国では幸運の象徴で、特に金運・子宝運に恵まれるとか。夢に豚が出てくると宝くじを買いにいけ〜、という迷信(?)まであるくらい。ただこの「黄金の豚」はマユツバもので、はっきりとした裏付けもなく企業戦略に踊らされているだけ、という説もあるんです。
そういう私も見事に踊らされております。「黄金の豚」携帯ストラップを買っちゃいました。しかも地下鉄の物売りから(笑)。2000ウォン也。いかにも効き目なさそうでしょ?しかし侮れないのがお豚様。類似の「黄金の豚ストラップ」を所持している同僚を2人も発見!私のよりちょっと高くて質がいいってところが悔しいですが。
それはそうと、私の厄除け話はどこへやら。日本の友人によると、厄除けには長いものがいいらしい。長いもの長いもの・・・、これがいざ探すとなるとないもんです。まずは長いの概念が分からない。何に比べて長いというのか。そんな細かいことに構っている場合ではないのですが。しかし19歳の厄年の時には何にも思わなかったのに、今は前厄まで気にするなんて、やっぱり歳とったのかな?とりあえずは会社で、長いものには巻かれておくとするか! 編集部:ミキ